死ぬほど胸を打たれた Diary of a Mad Band
その昔に私がミュージシャンとして活動をしていた頃、非常に影響を受けたアーティストがいます。今日は久しぶりに彼らの曲を聞いて震えました。
90年代のR&B界全盛期に活躍したJodeci(ジョデシ)という4人組のグループ。私がNew Yorkに住んでいた頃に流行った「Come and Talk to Me」という曲はハーレムの住民の心をガッツリつかみR&Bチャートで1位を記録。ラジオでは一日中流れっぱなしで、町の人もみんな口ずさんでいたのを思い出します。
ファーストアルバムをリリースしたての彼らにとっては快挙で、その後のJodeciの人気ぶりは飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
私個人的にはセカンドアルバムが大好きで、その中でも特に心を揺さぶられたのがアルバム”Diary of a Mad Band”収録曲「My Heart Belongs To U」
Jodeci – My Heart Belongs To U
Jodeciのボーカルはメインが2人の兄弟で、この曲の中で歌っているK-Ci(声のかすれている方)の歌い方が強烈すぎて、頭を殴られたよううな衝撃を受けました。
歌詞の無いアドリブ調の「ンン・・」とか「イェ、ウイェ」みたいなところが、音としての感情表現として、当時の自分にまともに突き刺さったんです。
この兄弟は、その後にK-Ci & Jo Joという名義でデュオへ転向し更なる大ヒットを飛ばしました。
K-Ci & JoJo – All My Life
この「All My Life」は結婚式の鉄板曲となり、ウエディングの演出曲としてヘヴィーローテーションされ、彼らの代表曲になりました。1998年に全米チャートで1位に輝き、その前後に日本にも何度か来日。私の記憶では3回くらいコンサートを見に行ったと覚えています。
面白いことにこの時期は私自身もアーティストとしてデビューした時期と重なり、ある雑誌でコラボレーション企画を組んでくれました。私がK-Ci & Jo Joにインタビューをするという企画です。
↑の写真がその時に撮影した記念写真。緊張しすぎて何を話したかは全く思い出せません・・・
その後、私はアーティスト(Jo’bow)としては途中で断念をしましたが、これを機に音楽ライターへと転身することができました。そんな時期もあったこと、今となっては良い思い出です。
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