2021-08-15

戦争は毎日起きている

本日の東京は肌寒い終戦記念日でした。この8月15日にエアコンの電源を入れなかった日なんて何年ぶりでしょう?

終戦から76年、戦争経験者が次々と世の中を去っていく今、戦争の恐ろしさを知らない私たちの世代は「平和」について何を考えるべきなのでしょう?

日本は海外に比べ確かに治安が良く、いまだに争いの絶えないシリアなどの中東の国々に比べると平和な国と言えます。しかし、それは真実でしょうか?

wikipediaによると2017年にシリアの内戦で亡くなった方の数は17537人とのこと。それと比較して2017年に日本国内で自殺をして亡くなった方の数は2万人を超えています。以下の資料は警視庁の統計になります。

これでもかなり下がっている方で、平成8年(1996年)から10年以上にわたり3万人を超えていた時期があります。これって異常じゃないでしょうか?

日本は戦争はしておりません。しかし自殺者が多い国と言うのは日常の社会の中で争いごとが起きているという証拠。争いごとに負けてしまった方が自らの手によってこの世を去っていくのです。それは紛れもない事実。

武器によって人の命が亡くなるというのは戦争も学校や職場のいじめも同じ。自殺者は言葉の武器によって癒されることのない損傷を負う。

私は昔、救急医療の夜勤事務をやっていた時期があります。その職場では毎日毎日重傷を負った方が運ばれてくるのですが、自殺未遂で運ばれてくる方が多い事にビックリしました。先ほどの統計は自殺者の数ですが、未遂で終わる事例を入れるとスゴイ数になると思います。

そして↑こちらが自殺者の年齢層。40代~60歳までの多い事。男性は女性の2倍ほどになり、要するに国内の中年男性がこの世で生きていくことに価値を見出せずに命を絶っていることがわかります。

私も同様の年齢層ですが、そのような方が多いことに同情します。2021年も続いている、日本国内の戦場で戦いに負けて亡くなった方々。

戦争は私たちの身の回りで常に起きている。そのことを忘れてはいけません。平和について考えるとは、そういったことじゃないですか?


にほんブログ村 音楽ブログ DJ(クラブ・ディスコ)へ

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください