バーレスクとストリップは違うよ
世の中的には4連休の中、昨日は渋谷のアンダーグラウンドなクラブにてバーレスクのShowがあり足を運びました。
コロナによる影響で東京都内のバーやクラブのような飲食店はそろそろ経営的に限界で、7月末に閉店とか8月で閉店などのニュースを耳にするようになりました。昨日行ったクラブも同様で、これが最後のイベントになるだろうとこのイベントを決断した様子。
で、昨日Showを見ていて感じたんです。出演側であるエンターテイナーも仕事に飢えておりますが、お客さんも相当にエンターテイメントに飢えているなと・・・
今まで政府の言うことを真面目に聞いて、営業の自粛をしてきたバーやクラブ。しかし最終的に国はそのバーやクラブの経営者を守ってはくれません。同様にエンターテイメントを自粛しているオーディエンス側も抑えるだけ押さえつけて「娯楽や芸術なんて無くても生きていける」みたいな風潮。
昨日の会場にいると、そんな空気にもう耐えられない演者やお客さんが爆発しているような空気感に包まれている。そう、演者もオーディエンスも想い想いの方法でショーをメチャクチャ楽しんでいたんです。
わたしの心に刺さったのは、あるバーレスクダンサーのショータイム。余談ですがバーレスクダンサーとストリップダンサーを混同している方のために、違いを説明すると
ストリップ:服を全て脱ぎ捨て、裸になり全てを見せる
バーレスク:服を脱ぐまでの工程にダンスの芸術性を楽しめる。最終的には全て脱ぐが局部は見えない
これは自論かもしれませんが、バーレスクはストリップではありません。バーレスクは女性も楽しめますし、男性のボーイレスクダンサーもいます。ダンスが芸術的で心を揺さぶられるほど楽しめる点はヨーロッパでは認知されてます。最後まで見えないので想像力が働き、究極なエロスの哲学ともいえる。
ストリッパーという職業を差別する気は全くありませんが、わたしが本場アメリカでストリッパーのショーを見ていた時の記憶では、お客さんは男性に限られていましたし、若くて服さえ脱げるならダンスの未経験者でもその日からステージに立てます。最終的な目標がエンターテイメントを楽しむというよりも、女性の裸を見て男たちが興奮する、といった印象。
昨日拝見したバーレスクダンサーはヨーロッパでツアーを行ったり、映画などにも出演しているらしく年齢は40歳過ぎと察しましたがクラブ中のオーディエンスが口をポカーンと空け、ショーに引き込まれてました。(ちなみに客層は7割が女性でした)それほど美しかったんです。
もし、バーレスクについて興味を持った人がいたら、是非これを見てください!
「映画バーレスク」クリスティーナアギレラ主演
この映画は一時期、日本のバーレスクブームの火付け役にもなりました。バーレスクダンサーの葛藤シーンは見ごたえたっぷりです。
ちなみにポールダンサーもセクシーに見えるので混同されていますが、全然違いますからね。ポールダンスはオリンピック種目になる可能性すら秘めたストイックな競技ですから。それについてはまた今度。
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