外はマグロの冷凍庫

1週間前にマックのポテト問題でニュース番組が沸いていました。そうそう、Sサイズしかオーダー出来ない問題のあれ。

自分の生活にはあまり影響はないが、ガッカリした方は多くいらっしゃるでしょう。

マックのポテトはほとんどがアメリカ産で、カナダで加工されてコンテナに積まれた後、日本へ運ばれてくるとのこと。

そのカナダでは11月に大雨の影響から起きた洪水被害から物流が滞り、更には世界的なコロナ明けの経済復帰の物量の拡大も加わったことで、西カナダのコンテナ船がパンクしマクドナルドのSサイズ事件へと発展した経緯がある。

更には白モノ家電や車、パソコンなどのパーツに含まれる半導体不足も同様の理由から日本は品不足に至っている。新車の納期は3ヵ月待ちは当たり前、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどの製品の電力を制御するマイクロコントローラーと呼ばれる半導体も入手が難しい状態。

私がパソコンを一新して購入に踏み切ったのも、そんな理由があったから。電気屋さんやパソコンショップの方の話を聞くと、今後品切れした商品については入荷の見通しが全く立っていないという意見を多く耳にしたし、インテル社も記者会見で世界的な半導体不足は2023年も続くだろうと発表した。

更に驚いたのは、こんなニュース↓

カナダで－51℃“超低温警報”「凍傷になる恐れ」(2021年12月28日)

わたしの出身地「旭川」では日本一の最低気温記録を持っており、明治35年（1902年）1月に観測された記録で、100年以上たった現在でも記録が更新されていない。その気温がマイナス41度だから、カナダで昨日記録したマイナス51度と言うのは更に未知の世界、外へ出たら凍死レベルの気温。市場に置いてあるマグロ用の冷凍庫がマイナス50～60くらいだから、外にずっといたら冷凍マグロみたいに凍ってしまうのだろうか？

世界経済の安定と異常気象という人間のコントロール下ではどうにもならない難題を突破しない限り、コロナが明けて純粋に両手を上げて喜べる日はまだ遠い。