さまよう子羊

沖縄の米軍基地内から発生しているコロナ感染が話題になっています

沖縄米軍のコロナ感染　世界最悪級に…10万人当たり1905人

私も横須賀海軍基地でDJのエンタメ契約をしていた身分なので、このニュースは他人ごとではありません。

私の場合、米軍基地内での契約はソウルピーナッツという自前の会社と契約書を交わしていて、エンターテイメントの部署は私個人の名前（DJ Jobow）で登録をしています。

基地内でのDJの仕事は、コロナが騒がれた2020年3月にはクラブが閉鎖し全て無くなってしまい、現在は契約が切れて更新していないため、かれこれ2年位は横須賀基地に行ってません。

2021年の暮れにDJの仕事で基地内からオファーがありましたが、まだ仕事を再開するのは時期尚早かな？と思い柔らかくお断りをしました。

基地内で働いているアメリカ海軍（横須賀基地の場合）の人々は、ほとんどが裕福ではない家庭環境の方で若い方が多い。オミクロン株は重症化する可能性が少ないことから、アメリカ人の常識的には感染してもそれほど気にするレベルではない、という考えが一般的なのでしょう。

実際に2022年1月5日のニュースでアメリカのコロナウイルスの感染者が100万人を突破し過去最高とのニュースを目にしましたが、そのほとんどがオミクロン株とのこと。このニュースこそアメリカ人の意識が反映されている象徴的な出来事でしょう。それに対して日本国内のコロナ新規感染者数は2022年1月7日時点で6214人と報告されてます

日本の報道番組はとにかく視聴率を上げるために、人々の不安をあおっているように見えます。いつの時代も不安や恐怖は人々の関心を集め、注意を引くからです。受け身で流されやすい一般の人は、それらの情報を鵜吞みにして、自分の中の常識として蓄積し、価値観を築いていきます。

そこまでは良いとしても、その価値観を他人にも押し付けて、自分と異なる見た目や考えの人を宇宙人を見るような目で見る。その状況は田舎へ行くほど酷くなる。そこだけは島国「日本」の唯一の欠点だと感じます。

コロナ対策の考え方は日本やアメリカ、他の国も含めコントロールの方法が違います。経済、健康、政治など何を優先するかも国のトップ次第で変わりますし、どれが正解というのは後から結果が付いてくる。間違いなく断言できるのは、日本はコロナ対策に関しては攻めの姿勢ではなく「守り」を基本にしているということ。先手ではなく後手、それもゴテゴテ・・・

経済がようやく明るくなってきた今だから、このタイミングをどう乗り切るか？さまよう子羊よ、お前はどこへ行く？

その答えを導き出すのは個人の頭で考える「判断力」です。受け身で流されてしまう人とそうでない人の差がこれまで以上に問われる時代に突入しています。