後悔
あるアメリカの研究で死期を間近に迎えた90歳以上の男女老人に自分の人生を振り返って後悔したことがあるとすれば、どんなことか?という調査が行われたそうです。それによると90パーセントの方が同じような答えをしたとのことで「もっと冒険をしておけばよかった」という内容でした。
私の場合まだ半世紀ながらも今までを振りかえってみると様々な局面で無茶をして、その都度に失敗をしながら生きてきました。人間なので当然ですが、そのような若い頃の経験は思い出すだけでも死ぬほど恥ずかしくて、自分の無知さや人間力の低さに哀れになってしまう。とてもではありませんが公言できない失敗や誰にも教えたことのない秘密が山のようにあります。
しかし、冒頭で述べたような後悔を自分が死期を迎えた時にするだろうか?と考えた時に、その失敗談は貴重な体験であり笑い飛ばせることばかり。やらないで後悔する道よりも、やってみて失敗した結果が「後悔」だったという道を選んだことに満足できると信じたい。
人間は歳をとればとるほど環境を変えることへの対応が苦痛になります。オーストラリアのベストセラー作家、アランピーズさんはある程度の成功を収めた後、知人に数億の金銭を騙され、行くあてなくイギリスへ渡り人生を設計し直したことを唐突にも思い出しました。さすがに自分だったらそんな大冒険を40代になってできるだろうか?と考えさせられます。
理に適っているとは思いますが、その道を究めた人や優秀な経営者で10回以上大きな逆境から這い上がれた人は、必ず億万長者になっているという統計があります。
何が結論かと言うと、その時にとんでもない失敗をやらかしても、その失敗を活かして成功体験に変えられた強人は人生の死期を迎えた際も後悔はしないだろうということ。そんな後悔の無い毎日を送り続けれたら最高に幸せでしょう。
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