JOKER
ここ数日間は家にこもって過去の映画などを見まくりました。1日4~5本は映画観賞をさせてもらったので、数日間で20本以上は見た計算になります。
映画はHuluとAmazon Primeを中心に面白そうと思ったモノ、または過去に見た映画で面白かったモノを手当たり次第に見ることに。本でも同様のことが言えますが、駄作を見るのは時間の無駄なので、選ぶときは時間をかけて慎重に選ばせてもらいました。
そんな慎重な作業をしているにもかかわらず、やはり駄作を選んでしまうことがある。他人の評価とか★の数を信じてしまい、我慢しながら見ていても、最終的に自分の価値観と合わないと思った時は勇気をもって途中で見るのを中断すべきなんです。が、しかし「これから面白くなるハズ・・・」と無駄な期待をしてしまう。結局最後までズルズルとした展開で、時間だけが過ぎていくといった映画に付き合う羽目に。
洋画も邦画も面白そうと思えば偏見無く見ることにしていますが、今回は2つを比較して、ある発見をしました。
それは洋画の方がストーリーの展開が圧倒的に早いということ。邦画は脚本が丁寧に書かれているのかもしれませんが、頭の中でストーリーが追い付けなくなることがまずない。一方、洋画はある程度自分の頭の中で考えさせられる部分があり、ぼーっとしているとストーリーがどんどん展開し、ついて行けなくなる。
これは映画業界でよく言われていることですが、日本の映画は「キャスティングが命」と言われ、海外の映画は「脚本が命」と言われています
もちろん、どちらも大切なのですが、私個人としても映画である以上大切なのは絶対的に「脚本」だと思います。
今週見た20本以上の映画の中で群を抜いて素晴らしい脚本だと感じたのがこちら
トッド・フィリップス脚本・監督2019年リリース「JOKER」
トッド監督はニューヨーク出身で、自らもニューヨーク大学で映画を学んだ現在50代の方。Jokerはバットマンの悪役として知られるJokerをベースとしていますが、この物語については完全なオリジナルで超ダークな人間の心を投影していおり、個人的には現代版の「Taxi Driver」の臭いさえ感じた。
ここまでヘヴィーな映画は久しぶりだったが、映画の世界へ引き込まれるとはこのこと。ニューヨークの街、主人公アーサーの生活感、社会問題の定義も引っ張り出して、見ていると頭の中がフル回転しっぱなし。
アマゾンで公開中なので、まだ見ていない人は是非ご視聴あれ!超推薦!
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