サウナと脳
関東は40度近い異常な暑さが続いてますが、皆さんは大丈夫でしょうか?
私は熱中症について、少々ナメた考え方を抱いておりましたが、ヤフーニュースに掲載されていたヒロユキさんの説明を聞いて震えました。
「熱中症は、重度になると治りません。ゆで卵を、いくら冷やしても生卵に戻らないように、熱中症は脳に障害が残ります」
重度な熱中症の後遺症として「いわゆる高次(脳)機能障害で、記憶力低下や集中力低下、睡眠障害などが死ぬまで残ります。根性や気合いの問題では無いので、冷房使いましょう」
そうなんです。人間の脳も卵と同じようにタンパク質で構成されていますから、ゆで卵の例はまんざらウソでも無さそうです。
しかし、そうなると「サウナは大丈夫か?」という疑問も。サウナ好きの私にとって、100度近い室内に10分も閉じこもるサウナは人間の脳に影響を与えないのか?卵だって10分もあれば茹で上がりますから、脳へのダメージもあるのではないか?
心配になって調べてみたのですが、そこに触れている記事は少ない。
医師であり、日本サウナ学会理事の加藤容崇氏の本では以下のようなことが書かれていた。
サウナは人体にとって「非日常的な危機的状況」を人工的に作ることが出来る。
サウナは100度近い超高温であり、世界一番暑い場所。人体にとっては、いつもとはまったく違う危機的な環境。そのため、人体は、サウナの環境に対応できるように集中する。
体は驚き、人体は危機を感じることに。そこで体内では、自律神経、心拍、血圧、血流量、脳内ホルモンなどをコントロールし、持てるすべての力を総動員して、環境に順応しようとする
という説明。脳への影響については触れていないが、体内で起きている変化については分かりやすく説明されています。
最近、私が診察をしてもらったお医者さんにサウナについて聞いたのですが、彼が言うには「サウナは強制的に脱水症状を起こしているのだから、体にはよくない」という意見でした。
サウナ大国で長寿の国でもあるフィンランドでは調査の結果、以下の病気が死因となっているようです。
1位 血管系(心臓病や脳卒中)
2位 ガン
3位 認知症・アルツハイマー
このような統計を聞くと、サウナがの脳に与える影響についてもっと詳しい研究結果を知りたくなります。だって、3位の認知症が先ほどのゆで卵の話に通じませんか???
とまあ、根拠のない不安をあおるのはよろしくないので、「サウナが与える脳への影響」について研究している方がいらしたら教えてください。
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