2022-11-29

起業家が起業時にやる大切なこと

私は今の会社を起業をして13年になります。当時を振り返って、起業をする人に向けてひとつだけ伝えたいことがある。それは自分の成功体験から身に染みて感じたこと。

それは「起業をしたら金融機関からお金を借りなさい」ということ。

あまり知られていませんが、日本という国は意外にも起業家にとって優しい環境が整っていて、新しく自分でビジネスを始めたい人に向けてさまざまな支援がある。

まずは経済産業省が立ち上げている、こちらのHPを参考にするといいでしょう

スタートアップ支援策
https://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/startup/index.html

私が試みて良かったと感じたのは、ビジネスを立ち上げる際に日本政策公庫から融資を受けたこと。当時は、全く何の起業の経験もない人間がお金を借りれるのか?と半信半疑でした。

今では理解できますが、財務省のような政府機関が管轄している金融会社はある一定の起業家に対してお金を貸し付けることが仕事。もちろん、誰にでもお金を貸してくれるわけではありませんが、初めて起業家になる人間は経験が無いのは当たり前。だから起業した瞬間はお金が借りやすいともいえる。

逆に起業をして1年後に運転資金が無くて大変という理由でお金を借りに行っても、すでに赤字になっているので融資を渋られてしまう。貸す方としてはキャッシュフローが回っていない事業主にお金を貸すのはリスクがあります。だから、起業をする瞬間が融資を受けるベストのタイミングだと思います。

お金を借りることで、ビジネスに対しての意気込みも加速しますし、責任ものしかかってきます。だから、より真剣にビジネスに向き合うことが出来る。

それとアドバイスとして付け加えるなら、あまり高額な融資を受けない方がいい。(というか、多分そんなに貸してくれません)何故なら、一度自分が返せる金額を借りておいて、全てを返済したら借り直せばいいから。

その際のメリットは事業主として返済実績が獲得できること。いわゆる社会的信用ってヤツです。これは非常に重要で、一度お金を完済した実績があれば、次の融資が驚くほど受けやすくなる。

私が起業した際のことですが、まずは事業企画書を作り込み、税務署に会社設立の届出をして、銀行で屋号の口座を開設。そこから融資のための返済計画書を作成し日本政策公庫へ相談に行きました。借り入れは200万円で4年返済で申請。確か利率は3.5パーセントと高めで、実際は3年くらいで返済しました。で、次は300万、500万と借りる額を増やしていったんです。借り入れと返済を繰り返していると銀行でもお金を借りれるようになったり、良い循環が次々と生まれました。

だから「オレは借金なんてしない」と無借金を豪語するのもいいですが、小さなお金でもコツコツ返している会社の方が圧倒的に社会的な信頼度が高い評価になるんです。不思議ですね・・・

なので、起業家を目指すなら、同時に融資を受ける準備もお勧めします。


にほんブログ村 音楽ブログ DJ(クラブ・ディスコ)へ

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください