2021-09-23

親ガチャ 当たりハズレ

皆さんは「親ガチャ」という言葉をご存じでしょうか?

何が出てくるかわからないガチャガチャのように、自分が選ぶことができない「親」に対して当たり外れの「運」を例えた言葉です。

そもそも恵まれた家庭環境で育った方は、この言葉とは無関係でしょう。「親ガチャ」という発想自体、何かしらの予期せぬ劣悪な家庭環境で子供時代を育った人が作った言葉に違いありません。

私自身も、なかなかタフな家庭環境に育ちましたが、だからと言って「親ガチャ」のハズレだった・・・とは全く思いません。時に親は子供にとって一番の反面教師になりますし、自分で考え行動を起こす思考回路が子供のころに出来上がったのは、そんな親のおかげ。

だから一般的に裕福でまじめな両親に育てられるのがベストなのか?といったら、その子にとってベストとは限らないし、正解ではないのだと思います

そして「親ガチャ」という言葉を広めたヒロユキさんは、こんなことを言ってます

クソ親は、社会の底辺を見る教科書になります。あなたはあなたなので、親から切り離して自分の人生を生きましょう。

もし、今まさに大変な家庭環境の中で過ごしている若者がいるとしたら、上記の言葉を励みにしてください。親とあなたは別人格。自分が仕事ができる年齢になったら、とっとと家を出て、ひとりで生きていくのが一番。決して自分の親に責任転嫁して、自分の人生を台無しにしてはいけません。

10代でひとりで生きていくのは、最初は大変かもしれません。誰にも頼らず、自分の頭で考えて、自分が流した汗によってのみお金を稼ぐ。いくら仕事をしても10代の労働では大したお金にならないし、時に仕事場でヘマをして首になることだってあるでしょう。

わたしは今でさえ小さいながら会社をやってますが、16歳の時から住み込みの仕事を転々としてきました。今考えると、これまでの人生で一番大変な時期でした。

まだ働ける歳に至っていない方は、市の相談窓口とかに駆け込むのが最善の策。インターネットで検索すればいくらでもヒットしますので、最寄りの正規相談施設に駆け込むのは最終手段でしょう。そこまで酷い親ガチャを引いてしまった方は同情しますが、そんな方にも必ず良い大人が現れるように世の中はできています。(自分がそういった方に気づけるか?は別問題です)

子供は親を選ぶ権利はありませんが、その親に生まれることに、なんらかの意味付けがあります。それは時として試練かもしれないし、時として悟りかもしれない。

忘れちゃいけないのは、この世に生まれてしまえば、あとはこっちのモノということ。どんなに素晴らしい親でも、どんなにダメな親でも、この世に生を受けたらこっちのもの。親のせいにしている暇があったら、さっさと自分の未来を開拓する旅に出よう!


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