2019-09-10

DJのための音源収集法

今日は久々にDJのために有益な情報を公開したいと思います。皆さん「DJってどうやって新しい音源をしらべるの?」とか「昔に流行った曲はどうやって見つけるの?」みたいな悩みが多いと思うので、ズバリ私流の音源の集め方を教えたいと思います。

DJは新作の音源やオールドスクールの音源など掘り起こすと新旧ドカドカ出てくるので、終わりがない作業になってしまいますね。そして、あまり沢山集めすぎると今度は管理ができなくなってしまう。困ったものです・・・DJの音源管理についてはこちらに記事を上げているので、ご覧ください。

さて、音源の増やし方についてはDJスタイルによっても異なりますが、今回は一般的なTop40やHip HopやDance Musicなどのジャンルに絞らせてもらいます。アニソンとか特殊なジャンルの方はごめんなさい。

私の場合ですが、日本に居ながらアメリカ人を相手にDJをする機会が多く、常に最新のトップ40やヒップホップを知っておく必要があります。なので、まずは新作についての音源収集方法を説明しましょう。アメリカに住んでいないのに、アメリカで流行っている音源を知るということはインターネットの普及していない時代は至難の業でした。レコードショップに通っても日本のバイヤーが仕入れる音源は結構な時差があったものです。しかし今は日本でも時差知らずのタイミングで旬の音源を仕入れることが可能になりました。

最新音楽の仕入れ方法 その1

ビルボードの全米トップ・チャートを参照する

この方法は私が昔、ビルボード・ラジオという番組制作に関わらせていただいた時から使っている方法です。アメリカのビルボードにアクセスし、その中からTop100に飛ぶと簡単に週刊ランキングが確認できます。TOP100というチャートはジャンルに関係なく多くの人々に聞かれている音楽のことで、今はヒップホップも沢山トップ10を占めるようになりましたが、一昔前はカントリーなど日本には馴染みの薄い音楽もありました。もちろん、アメリカには白人が多く住んでおりますのでカントリーミュージックがチャートのトップを占めるのは理解できます。つまり、今何が起きているかというと以前に比べ、白人もヒップホップを聞くようになったという事です。

ビルボードの集計はサウンドスキャン社という統計専門の会社がラジオ放送での音源再生回数、ユーチューブのストリーミング回数などを元に統計し正確な情報を収集しております。日本のオリコンチャートとは違い、お金でチャート自体は買えないのでランキングを上げるには大金をはたいて全米のラジオDJに音源をプレイしてもらい、集計をあげるしか方法が無いのです。また車社会のアメリカ人の生活にはラジオが密着しており、ラジオで放送されるトップ40内の曲と言うのはほぼ確実に流行っている曲でもあります。

またチャートは毎週木曜日に全てのジャンルのチャートが更新されるので、皆さんはせめて週に1回、トップ10くらいをチェックすれば大丈夫です。ジャンルも個別にありロック、ヒップホップ、ダンスやラテンなど豊富。アメリカの基準で音楽の流行を知ることは世界基準で流行の音源を知ることでもあり、かなり信用のおける資料になることは間違いないです。是非お試しください!

ひとつお断りするのを忘れておりましたが、私は日本のクラブに全く行かないので、国内のクラブ事情は少々変わると思います。ご提案している情報は世界基準で流行っている音源を知る方法なので、ご理解ください。

次回はもうひとつ、確実に鉄板曲の音源を収取できる方法をお伝えしたいと思います!


にほんブログ村 音楽ブログ DJ(クラブ・ディスコ)へ

関連記事