2020-04-29

安物のAI翻訳機は使えるか検証

1年以上前にアマゾンで購入したSmart WinというAI翻訳機。ポケトークの半額で買えるAI翻訳機で、確か10000円くらいだったと思う。まだ一度も使ったことは無いが、インバウンドで忙しかった時期にDJの仕事で英語圏以外のヨーロッパ人が多く、コミュニケーションをとる際に役立つと思いポチッたのだと思う。(何故購入したのかは定かではない)

この機種はwifi環境が整っていれば直ぐに使え、翻訳時間も3秒かからないほど速い。主要な言語も一通り入っているので、大人のオモチャとしては悪くないと思うが、果たしてその精度はいかがなものだろうと思い、早速検証をしてみた。

まずはどんな言語が入っているか見てみよう。

英語だけでこんなに種類があるとは・・・中国英語って何だろう?と思いながらも、次へ進む。

↑なるほど!これは理解できる。カナダのケベック地方はフランス人が多いのは知っていた。またヨーロッパのスペインと南米のスペイン語に特徴があることも納得。気が利くではないか!

↑これはヨーロッパの王道系言語。なかなか悪くない。ここに出ている国々の方のパーティーはDJの仕事で全て経験済み。その時に持っていれば良かったと後悔。

↑ヘブライ語もありますね、ユダヤ人と商売できるかもしれない。そういえば、若い時にチェコスロバキア人の女性と付き合ってたっけ・・何やってんのかな~今頃・・・

それでは精度を見てみましょう、お手並み拝見!まずは日本語からアメリカ英語で翻訳「お前に会いたい」

まあ、何の当たりさわりもない翻訳です。初級なのでこんなものだろう。次はちょっと意地悪をして言い方を変えてみよう

「あんたに会いたい」

へえ~微妙な主語も理解してるんだ、と感心。次は難しいヤツ!どうだ!

「納豆は最高の健康食だ」

おおっ!お見事じゃね~か、次郎吉さん。しばらく試した結果、あまり長いフレーズは混乱するようですが、短いセンテンスは3秒即答で答えてくれます。

次は英語から日本語の翻訳精度をチェック

先ほどと同じように短いセンテンスは60パーセントくらいの確率で理解可能な翻訳として帰ってきます。よって、英語だけで検証すると全く英語が分からない人にとっては少なからず助けになると感じました。(他の言語は自分が分からないので検証不可)また、英語の発音が悪いと全くもって正しい翻訳になりませんでした。そう考えると英語を発音するトレーニングには使えるかもしれません。

以下、長めのセンテンスを英語で話しかけ日本語に訳してもらいました。「I’m Gonna Love You Like Nobody’s Loved you, Come Rain or Come Shine.」

↑何度トライしてもLovedのところがLeftに聞き取られてしまいます。これは機械のせいじゃなくて、確実に自分の発音のせい。撃沈・・・7回やり直してようやく聞き取ってくれました。

さて、その日本語訳を見てみると・・・

結論:スマホのグーグル翻訳で十分だと思います

まあぁ~こんなもんでしょう。このセンテンスを上手く日本語に訳す方が難しい。「Come Rain or Come Shine」は「雨が降ろうが、晴れようが」なので意味合いとしては「何があっても」みたいな意味ですね。要するに「オレは誰にも負けないくらい君を愛するよ、何があってもね」みたいなセンテンスになるのかな。英語のニュアンスって難しい!

こんな言葉、最近誰かに伝えたかな~と思いながらAI翻訳機の電源をオフにしました。


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