2020年7月時点ではミキサー型のオーディオ・インターフェイスが品薄でインターネット配信を企画し早急に機材が必要な方にとっては何を代用して良いか悩ましいところ。ZOOMで少しでも音を良くしたいと考えるセミナー講師、ダンスのインストラクター、楽器のレッスンやポッドキャスティングからゲーム実況まで、本来ならYAMAHA AG03やAG06などのウェブキャスティングミキサーを使えるのが理想だろう。

著者もネット配信を行うにあたり、ミキサー型のインターフェイスがやはり一番使いやすさを感じており、代用できる機材を探してみた。その中でとても使い勝手の良いミキサー型のオーディオ・インターフェイスを見つけたので紹介したいと思う。

それは私自身がDJをやっていることもあり気づくことができたが、見逃しがちなDJ用ミキサーの活用。DJ Mixerの中にはDJが音楽をPCにダイレクトにミックスした音源を録音できるようにUSB経由のオーディオ・インターフェイスが備わっている機種がある。（すべての機種ではない）

現時点（2020年7月）でお手軽な値段かつ、国内にも豊富に在庫がありそうなUSB Audio Interfaceが付いているDJ Mixerは以下の機種である。

Behringer VMX100 USB
市場予想価格　14080円～30677円　
https://amzn.to/3gyNlQl

こちらの機種にはヘッドフォン出力端子、マイク入力×1、Main Out×2系統、Line入力2系統と豊富な入出力を備え、ちょっとした配信には全く支障をきたさない。マイクのボリュームは単独、音楽も2系統を個別に音量調整ができる。付属のソフトを使えばPCのデジタルファイルをプレイバックして使用可能とのこと。

唯一デメリットとして考えられるのは、48Vマイク入力に対応していないこと。どうしてもこのようなミキサーでコンデンサーマイクを使いたい方は別途以下のような電源供給機を購入する必要がある。

MACKIE 48Vファンタム電源M48 （国内正規品）　
Amazon価格　6167円　
https://amzn.to/2CgyCuj

今回はこちらの機種でのテストはできないが、偶然にベリンガーの旧機種でUSBオーディオ・インターフェイス付きのDJ Mixerを持っているので、そちらでレビューをさせていただく。果たしてDJ Mixerでネット配信は可能なレベルだろうか検証してみる。

今回検証するDJ Mixerは以下の機種

Behringer　NOX 404
※現在販売終了品

詳しく知りたい方は以下動画にて検証結果をご覧下さい。実際に音質を確認できます。

モバイルDJ大学「DJミキサー型のUSBオーディオ・インターフェイスを試してみた！」