リクエスト曲をフル活用!DJの盛上げテクニック(パート1)
前回のブログではDJがリクエストを受ける際の対応について話題を取り上げた。
結論として「リクエストに積極的に応える」または、「リクエストには応えない」を事前に決めるの二択を推奨したが、前者の「リクエストに積極的に応える」をさらに極めた、リクエストをひたすら受けてパーティーを盛り上げるテクニックを今日は紹介する。
この場合、DJスタイルとしては完全にJuke Box DJと化してしまうが、これは営業DJとしてパーティーを盛り上げるテクニック。スキルのひとつとして身に着けていると確実に武器になる。
説明を進める参考例として、以前私が担当していたDisco Partyを題材に取り上げようと思う。
パーティー案件概要
※60曲という量は分数に換算すると1曲を3分として計算 約3時間分のリクエスト曲に相応
上記のデータで分かるように、この場合DJはお客さんが求めている3時間分の音源は確保できたことになる。なので、営業時間内5時間のうち、残りの2時間分の音楽を選曲すれば済む。リクエスト曲が意味するのはお客さんが求めている曲であり、ほとんどの確率で盛り上がる曲となる。
この時のDJの仕事は1.リクエスト曲の組み合わせ、2.プレイするタイミング、3.曲のつなぎ方の3点を考慮しながら淡々とDJに徹すること。
1.リクエスト曲の組み合わせ
以下に実際にリクエストのあった曲を順不同に並べる
1.Think / Lyn Collins
2.Through The Fire / GTS Mix
3.EZ Do Dance / TRF
4.Do You Love Me / Patti Austin
5.Stomp / Brothers Johnson
6.恋のマイアヒ / O-Zone
7.Try Me / Namie Amuro
8.Unexpected Lover / Lime
9.Part Time Lover / Stevie Wonder
10.The Beach / Afrika & Zulu Kings
以上、ご確認いただいた通り、BPM(ビートの速度)、年代、ジャンル、洋楽邦楽と要素がバラバラ。これをリクエストをもらったら、瞬時に組み合わせていく。すると大きく分けて以下のような2カテゴリに分けられる。
オールドスクール、ソウル系 1, 4, 5, 9, 10
90S Sound系 2, 3, 6, 7, 8
あとは
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2.プレイするタイミング
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3.曲のつなぎ方
以上を考慮したうえで、好みのセンスで曲をつないでいくのだが、ここが最大のDJの腕の見せ所であり、経験とテクニックが必要だ。パーティーの流れを作りながらリクエスト曲をプレイすることは、一見優しそうだが、実際うまく進めるには至難の業である。
次回のブログでは2と3の具体的な技法について解説を進めたいと思うので、お見逃しなく!
詳しくはモバイルDJ大学の動画でも解説しています
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