今さら聞けない「あいまいなリズム表現」
日本語でリズムを表現する言葉の中には、聞き慣れてはいるがイマイチ把握できていない言葉がある。知ったかぶりをして間違った解釈をしていたら大変、笑いモノになって後ろ指をさされてしまう。(わけがない!)
今日はそんな音楽業界に関わる大人の授業として、今さら聞けないリズム表現をアルアル順に紹介。言葉の持つ意味に理解を深めてもらおう。
まずは一つ目
1.四つ打ち
ドラムのキック(ベースドラム)が1小節に同じ感覚で4つ入っているリズム。主にディスコ、ハウスミュージック、EDMで使われるリズムのこと。人間が歩く速度(BPM128)の打ち込み系音楽を示すことが多い。
類義語:4ビート、8 ビート、16ビート
ドラムのハイハットが1小節に同じ感覚で8つ入っているリズム。どちらかと言うとドラマーが使う用語。他にも4ビートや倍速の16ビートがある。
2.タテノリ、ヨコノリ
日本人独特のあいまいな表現で、正直言うと完璧な定義は無い。白人の音楽でRockやPunkなどヘッドバンクをするようなノリの音楽はタテノリ、黒人音楽のようにサークルを取るようなリズムがヨコノリとされている。
動画の音楽を聴いてもらうとわかるが、かなりあいまいな表現。わかると言えばわからなくもないが、感性の問題であり、どちらとも受け取れる場合が多い。日本人ならではの独特な表現でどんなベテラン通訳士でも英語で説明することはできないだろう。
3.Groove(グルーヴ感)
自論:速度を問わずリズムの中に継続的かつ感情的なうねりがあること。またはリズムの熱量や強弱によって生み出される緊張感に包まれた状態。ゾーンに入るとも言える。主にノリの深さを測る言い方で、リズムの弾み具合やミュージシャン同士の演奏によって偶然起こる現象でもある。
電子音でもグルーヴ感は作れるが、元々の語源は「人間の人間のためによる人間へのリズム」(なんのこっちゃ・・・?)心の底から湧き上がる喜びや悲しみが生み出す表現にこそグルーブ感が生まれる。
以下、動画にて詳しく解説しました!
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