20代 有り金は経験に使え
クレディセゾンの調べによると20代の平均貯金額は113万円だそうです。自分が20代の時と比較すると、信じられないほど高い相場だと感じます。何を隠そう、自分の場合は有り金は全てその日に使い切る生活をしていましたから・・・(ちなみに今も)
私が100万円を初めて貯金したのは17歳の時。しかも3ヵ月という短期間で貯金をしました。年齢を偽って仕事をいくつも掛け持ち、3カ月間毎日休まず18時間くらい働いていました。
その理由はアメリカへ行きたかったから。16歳で東京に一人で出てきたときは15000円しか持っていませんでしたが、17歳で単身アメリカへ行った時は100万円持っていました。
でもお金の使い方を全く知らかった私は、アメリカで毎日お金を無駄に散財しまくった。ラスベガスでギャンブルをしたり、中国人の歯医者にだまされたりして、あっという間に100万円が無くなりました。
ある本で、若いうちは貯金なんてしないで若い時にしかできない経験にお金を使えと唱えていました。
今考えるとその考えには同感、価値のある経験は借金をしてでも買って出るべきだと思います。
何故って、結婚をしたら家族を守るために行動範囲が狭くなるし、歳を重ねると尚更で体が思うように動かなくなる。
そう考えると65歳に定年してから世界旅行に行くよりも、20代前半で借金をしてでも世界旅行に出た方が若くして価値観を変えることができるし、65歳に定年してから経験するよりも40年分も早く思い出を蓄積することが出来る。
つまり、地球上の80年間の人生では、1年でも若い年齢で経験を積むことが大切。死までの思い出作りという富の遺産を残すため、定年してから行動するのでは「思い出の蓄積時間」が短すぎる。
しかも20代にとって100万円は貴重かもしれないが、歳を重ねれば100万円なんてすぐに稼げるようになる。若い時はそんな小さいお金はとっとと価値のある経験に使った方が、よっぽど後の人生にもたらすリターンが大きい。
だから自分の子供に「1円でも多く貯金して将来に備えなさい」なんて親が説得するのは馬鹿げている。多分今の私ならこう言うと思う。「ある程度お金を貯めて、自分の興味のある経験にどんどん使いなさい」と。
旅行へ行って異文化に触れたり、国内だったら一人旅に出たり、好きなライブやコンサートへ行くもよし、憧れのサッカー選手に会いに行くとか、どんな経験でもいい。
その経験はその後の彼の人生を豊かにし感性と想像力を養ってくれる。それこそが20代の子供に伝えるべき教育じゃないかな。
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