レンズを通す世界
ウエディング業界では一眼レフで映像を収録するのが当たり前となっておりますが、一眼レフは小回りが利いて扱いやすく、意外と安価なので人気を集めております。(と言っても40万とかしますけど・・・)今ではウエディングを撮影する映像屋さんでビデオカメラを使っている業者さんはほとんど見かけなくなりました。
しかし、映画業界ではやはりシネマカメラが主流。色味や映像の奥の深さを表現するには一眼レフでは描けない世界観があり、きれいなだけの一眼レフの映像とは比較にできない味わいが表現できます。
この↑見た目が大砲みたいなこの化け物みたいなカメラ。カメラマンに担がせてもらったのですが、30キロくらいはあったでしょうか?なんせレンズが重い!
このカメラに装備されているレンズはクックレンズという古いレンズで、元々は天体望遠鏡用に開発されたレンズとのこと。
このレンズを通したトーンは独自の雰囲気を醸し出し、クラッシック感が何ともたまりません。このような古くて素晴らしいレンズは最近のデジタルカメラも表現ができないと映画の専門家がおしゃっております。私の解釈ではレコードとCDくらいの違いがあるのだと感じます。(要するに奥の深さ)
カメラとレンズの組み合わせ次第で、様々な世界観を描くことが可能な撮影機器の世界は知れば知るほど奥が深い。私自身はそのマニアック街道をひた走りすることはありませんが、カメラマンという職人さんはコアなほど面白い。先日も世界に3個しかないレンズの1個をを持っているカメラマンに会ったばっかりですが、かなりのオタクで、カメラの話を永遠と語ることができる素晴らしい仕事をする方でした。
わたしは最近、このように映像の世界が作り出す芸術に目覚めつつあります。特に映画は音楽、映像、ストーリーの総合芸術。面白くないわけがないんです(笑)
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