2023-03-15

38の最高な再構築

経済産業省の補助金事業「事業再構築補助金」は現在2023年3月時点で第9回目の公募をしております。

私の会社では2021年の第1回目の申請で見事に審査を通過し、新規事業(映画作り)への事業転換計画が採択されました。第1回目の採択率は40パーセントを切っていたらしく、苦手な事務作業も頑張ればなんとかなると勇気づけられたものです。

しかし、本当の意味で根性を試されたのは採択後になります。事業再構築補助金を受けるには採択後に「交付申請」という第二次審査のよう山があり、その申請の書類集めや資料作成に血のにじむような経験をしました。それがあまりにも大変で、採択された後に途中で辞退してしまう会社も10件に1件くらいの確率で出ているようです。

私が申請した新規事業は2021年5月にスタートし、2022年8月にプロジェクトを終えました。それまでにかかった経費は全て自腹で先払い。当初は500万円くらいのプロジェクトでしたが、銀行から新たにお金を借りるのがイヤだったので数百万円までに規模を縮小した。

2022年8月にプロジェクトを無事に終え、そこからは実績報告書を作成して事務局に提出するんです。いよいよお金がもらえるぜ!と立て替えたお金を回収できることに意欲を燃やしました。

しかし、ここでも試練は続きました。その報告書に対して追加資料や修正を求められるのは分かっていたのですが、10月中旬に返信が来たそのメールを見てビックリ!私が完璧と自信を持って提出した資料は38か所の修正を求められたんです!さんじゅうはち箇所ですよ・・・

内容を確認すると、なんせ細かい。とにかく細かい。

例えば、機器を購入した際にもらった領収書の税金が1円四捨五入されているのに対し「この1円の端数切捨てについて理由書を作成してください」みたいな・・・私は神様じゃないので、販売店がどうして税金の1円を切り捨てたか?そんなことは分かりません。でも、その理由を述べなければならない。

そんな、こんなで2022年10月に届いた38個の恐怖から、自然に遠ざかるようになってしまった。で、やっと重い腰を上げて立ち向かったのが3月の初旬。男にはやらなきゃならない時がある・・・なんせ約5ヵ月間も放置しましたから。

本日全ての資料を訂正して事業再構築補助金の事務局に送りました。今はなんと爽やかで解放された気分。数百万だし、途中で何度もあきらめようかと思いましたが、頑張って良かった。

ただ、これで終わりじゃないという事実もある。38個よりも増えることは無いと思うけど、修正資料が却下されることも予想される。でも私は負けませんからね。絶対にやり遂げてやる。

いつになるか分かりませんが無事にお金が振り込まれたら、飲みに行きましょう。おごります。


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