2020-03-31

【不謹慎】コロナが流行って良かった点

今日は新型コロナウィルスで被害に会われている方にとって、とても不謹慎なお話をするので、気分を悪くされる可能性のある方は見ないでください。

私たちは連日コロナのニュースを見ていて、この問題が引き起こす世界のネガティブなニュースを目の当たりにしています。また自分の仕事(イベント系)もキャンセルの処理に追われ、仕事場でもネガティブな作業を繰り返す日々。本当に気が滅入ります。

しかし、ちょっと待って下さい。もしかすると新型コロナウィルスが流行っているおかげで何か良いことは起きていないだろうか?この状況を何とか打破したく、無理やりですが真剣に考えるようになりました。

以下に私が実際感じている5つのことをお話します。中にはつまらない事も含まれていますが、自分にとっては大きな気づきでした。

新型コロナウィルスに見出す良い発見

1 自分に向かない仕事を発見できた

あまりにもキャンセルが多すぎて、今月は請求書を送付する取引先が激減した。月末に自分で作っている請求書作成はすぐに終えることができた。意味するところは来月の収入が激減するということ。それよりも自分は事務的な作業から解放され嬉しかった。私は事務的な作業に向いていない事がわかり、クリエイティブな仕事が好きだとハッキリ自覚できた。今後はもっとクリエイティブなことに集中すべきと誓った。

2 世界経済のモロさを知ることができた

毎日株価を見ていると、自分が持っている株も含み損でかなりの損失を出している。しかしそれは全世界の上場企業も投資家も今は皆同じ状況で、たった数週間で誰も体験したことのない領域へ放り出されたということ。今まで見たことのない株価の乱高下、そして経済大国であるアメリカでさえ、数週間で崩れ落ちる様子を世界は見届けた。これほどにも人々の不安的心理が経済に与える影響が大きいとは知らなかった。まさに経済を支えているのは政治ではなく、人々の心理であることがわかった。

3 身近な人々の行動を見て、今後の付き合い方を悟った

普段は何気なく付き合っている仕事仲間。しかし環境が悪化すると自分の利益を中心に動く人が目に触る。その一方で、こんな状況でも人とやさしく接することができる人、そんな人との関係は今後最も大切にするべきだと悟った。こんな時でも思いやりを持って一緒に仕事が出来る仲間というのは、今まで以上に団結力が深まると感じた。

4 世界で同時で起こる問題に、世界同時で取り組む姿

これまで世界の人々が同時期に同じ問題に立ち向かうことは無かった。貧困の問題は裕福な国には関係なかったし、原発の問題は核燃料に依存しない国には関係がない。中国の排気ガス健康問題は日本にしてみれば隣の国のこと。アマゾンの森林伐採問題はヨーロッパには問題意識が皆無。今、人々の関心は同じ方向に向いている。それはコロナウィルスを一刻も早く終息させること。国の規模を問わず世界中の国民と政治が同じ問題に取り組んだことが、かつてあっただろうか?先日ドイツがイタリアに医療提携を申し出たり、コロナ流行初期に日本の小さな団体が中国にマスクを送ったことなど見逃されているが、世界が他の国に手を差し伸べ、友好関係を作るチャンスが今ではないか?今まさに世界がひとつになっていると感じる。

5 自分について考える時間が増えた

私自身はこれが一番大きな収穫かもしれない。普段は毎日が時間とのせめぎ合いで立ち止まって自分のことを考える時間、それもまとまった時間が作り出せなかった。最近仕事が大量にキャンセルになったおかげで、ほとんどの時間が自分のために使える。しっかり自分と向き合えたおかげで、生まれて初めて自分が可愛いヤツということに気付いた。(これ真剣!!)こんなことは10年単位で人生を振り返っても思い当たらない貴重な出来事である。仕事が無く経済的に見通しがつかないが、だからどうしたというのだろう?死んでないし、病気にもなってない。こんな当たり前の幸せに気付かなかったなんて…

今一番の幸せは朝ごはんをゆっくり食べれること。朝ごはんが、こんなに美味しいとは知らなかった。毎朝食べる新鮮な野菜、魚、豆腐や炊き立ての白米など、朝メシが待ち遠しくてたまらない日々だ。


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