2023-01-22

中古物件の落とし穴にハマる

昨年(2022年)は千葉の田舎に80万円で中古物件を購入しました。70坪ほどの借地権プラス、築40年くらいの平屋付きで1カ月に土地代を1万円を支払っています。この月々の1万円という借地賃貸は一生続きます。

家の中には、前の住人が残した大量の遺留品が残っており、その処分も含めて購入した物件です。なんと、その遺留品の処分に33万円もかかりました。

良いところは初期費用が安く済みそうだということ。そしてJRの駅から歩いて10分圏内ということもポイント。トイレは水洗トイレでした。と、ここまでは良かったのですが、物件を入手してからというもの苦戦続き。まだまだ住んだり貸したりという域には達していません。

まずは上水道の設備がなく、地下水をくみ上げている点。下水道は引いてあるのですが、前のオーナーさんは生活水道をポンプでくみ上げていたようです。そのポンプがクセモノで200ボルト仕様でしか起動しない代物でした。

前のオーナーさんが200Vの電線をすでに引き払ったようで、その地下水ポンプのために電気屋さんに頼んで電線を引いてもらう必要がありました。その工事に費用が10万円ほどかかり、ようやく200Vの電線を引いてもらったのですが、今度はポンプが動かないことが判明。原因は全くわからない・・・

今度はポンプ屋さんを呼んで調べてもらうと、ポンプ電線の接続不良とのこと。ポンプは動いたのですが、タンクに穴があいており、水がジャバジャバとあふれきて、家の敷地内に水を供給できる状態ではないことが判明。また、ポンプの機械自体が古くそろそろ交換の時期、ついでに配管も取り換えた方がよいというアドバイス、総額で30万円ほどかかる。

更にはポンプを一新する際に200Vの電線ではなく100Vの電線が必要で、200Vは不要とのこと、10万円かけて設備投資をした200Vの電線が完全に無駄になります。

また、床や屋根の一部が損傷しており、DIYで修理しない限り、その修繕費用も出費となる。当初は総額で200万円くらいと見込んでいたのですが、あちこちに出費が重なり、予算以内では収まらないことが判明。

と、大変な物件を購入してしまいましたが、ここで悲観していてはいけない。結果的に良い買い物をしたと言えるよう、納得のいくまで家の設備を整える決意をしました。

ただ、悪いことばかりではなく、庭の外を見上げるとミカンの木が成っている。平屋ですが広さもそこそこありますし、風呂もトイレもキレイ。地下水なら水道代は無料です。庭でBBQもできそうだし、車も3台くらいパーキングできる。周りの環境も素晴らしく隣の家の間隔もある程度離れていて、音楽制作もできそうな環境。

当初は倉庫にしようと購入を決めた物件ですが、修理して賃貸に出すのもよし、週末に自分用の憩いの場にするのもよし、アパート住まいの母親に譲るのもアリかと考えています。初期費用は予想を超えてしまいそうですが、都心から車で1時間、月に1万円の戸建賃貸と考えれば安いもの。

それにしても、今回の件で家の中で普通に使っている水道が蛇口をひねれば当たり前に出てくることが、どれほどありがたいことかを実感。まさか水が出てくるまでにこんなに苦労するとは予想していませんでした。

まだ水道が開通したわけではありませんが、開通したら嬉しさのあまり泣いてしまうかもしれません。


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