キスについて
今日キスについて一言。
恋人同士の気持ちが高まり、キスをしたくなる衝動というのは意味があるのでしょうか?
医学的にはキスによって、ホルモンの分泌が促され、免疫力が上がるということが分かっています。 口内のバクテリアが交換されることで、体内で様々な免疫を得るという事実もあるようです。
また人間はキスをすることによって、相手の免疫情報を無意識に読み取っているという説もあります。 女性は本能的に、男性の強くて優秀な精子を獲得することが目的ですから、性行為を交わす前に相手の体内の情報を知る手段ともなりえる訳です。
とは言え、恋する相手に対しキスをしている真っ最中に、そんな理屈を考えている暇はありません。
思い出してみてください、10代の青春時代に交わした恋人とのファーストキスのことを。頭は真っ白になって気は動転していました。
間違っても「この人の免疫はやや虚弱体質気味かもしれないな」なんてことは考えていませんでした。
ところで、私の娘のファーストキスは彼女の初めての彼氏ではなく、父親である私自身です。親が子供に対して交わすキスは日常の愛情表現そのものです。
私事の経験で恐縮ですが、親が子供に対するキスを経験すると、それは父性(または母性)と変化し青春時代のキスとは別物のもっと大きな愛情表現の一部になる気がします。
そのキスには相手を思いやる気持ち、自分自身の感情、言葉には出来ない「愛」のカタチとして唇から膨大なエネルギーを放ちます。
いずれにしても「キス」という行為はどんな時も幸福感に包まれる瞬間であり、愛する人への愛情表現として欠かせません。
日本人が欧米人のように、道の真ん中で人の目を気にせず「ブッチュ」とできる日はもう少し先になりそうですけどね。
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