タントリックの解釈
タントリックヒーリングは、ここ10年くらいの間に世界中に広まりました。
日本ではヒーリングという言葉を用いますが、海外ではエナジーワークとかタントラヨガ、クンダリーニ・ボディーワークなどと呼ばれています。YouTubeなどで検索して見ていると、その手法は妙に開放的で、日本のタントリックヒーリングとは解釈が違うようです。
海外から日本発祥の霊気療法が時を経て逆輸入された時のように、アジア圏から発信された精神世界のイロハが一度海を渡ると、西洋的な解釈が加わります。同じキリスト教でも国によって解釈が微妙に異なる・・・それによく似ているのかもしれません。
だからタントラを用いた仏教的な思想を西洋的な考え方に当てはめることが果たして可能なのか?それは生まれ持ったDNAに引き継がれていることなので、お勉強をして学ぶこととは異なる要素。以下のような海外のタントリック講習をみていると失礼だけど何だか笑ってしまう。
日本人(特に女性)がタントリックを経験すると半数の人が夢中になり、残りの半数はよく分からず退散。で、夢中になった人のほとんどは人生が変わってしまいます。
さらに深堀すると、人生が変わった人の8割は「性」に対しての意識や考え方が180度変わってしまう。というか、気付いてしまうと言った方が適切かもしれない。物事を考える軸が頭ではなくなり、子宮になるんです。日本語で言うところの「腹を据える」とか「腹を決める」のように例えられる揺るがない決断力が身に付く。
そもそも、タントリックヒーリングの見た目はかなり怪しい。イカれた宗教みたいで一般的にはタブーなのかもしれませんが、元を突き止めるとそこには密教の世界。
師匠のTaroさんのセミナーには男性陣の参加も増えているようで、パートナーを気持ちよくしたいとか、女性をいかせたい?的な下心ありありの方もいらっしゃいます。
でも、最初の動機はそれくらい不純でOK。最終的には男性も気持ちの良いエネルギーを流せないと、女性を気持ちよくすることはできない・・ということに気付くはずですから。
まあ、そこは万国共通認識の大切なポイント。あなたが笑わないと、相手も笑わない。セックスを共わない男女のエネルギー交換、そこにあるのは「気」だけです。
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