2022-01-09

カマトロを食す

正月が明けて仕事モードに突入するも1月8日~10日というのは、世の中的には3連休。休みばっかりで逆に調子が狂いませんか?

私の場合、ダラダラと仕事か遊びか分からない日々をマイペースで送る毎日。しかし、一つだけ心に引っ掛かることが。大晦日前に市場で買った鯵(アジ)への後悔をいまだに引きずっています。

1キロ2000円の鯵↓

市場はスーパーと違って価格表示がキロ単位。3匹で500円とかじゃなく、1キロ1000円みたいな感じ。

昔、飲食店をやっていた時は毎日市場で仕入れをしていました。だからその価格表示には慣れていたはずなんです。でも久々に市場に訪れた私は感覚が完全に狂っていた

先ほどの写真は実際に仕入れた鯵で1キロ2000円もしたんです。でもそれが高いことに気付かなかった。会計をして「アレ?」って思たけど後の祭り。知り合いの仲買いさんなので、格好悪くて失敗を認めるのが悔しくて・・・・

分かりやすく説明すると、この鯵の値段は1匹で税込み500円くらい。有りえない値段です!スーパーに行けば鯵なんて1匹100円くらいで売ってる。

魚マニアの私としたことが、なんというミスを犯してしまったのか・・・でも、考えて見たら当たり前。漁師さんは年末はお休みをしますから、漁獲量がグッと減って普段安いサカナも高騰するんですよね。

捌いた鯵は刺身とアジフライになってファミリーの胃袋へとお別れをしました。


↑こちらが実際に私が作ったお造り。まだ魚は捌けています。

これを食べようとした方が「スゴイ、大根のツマも作ったんですか?」と驚いている様子。「そこかよ」と思いつつも、私が見て欲しかったポイントは、お造りの真ん中の鯵と左側にあるマグロの中トロ。これがただのマグロの中トロではなく、カマから外したカマトロなんです。

見てください、この大きさ!恐らく100キロ超えのマグロから取ったカマだと思います

これは鹿児島産の本マグロのカマで、なんとたったの500円でした!面倒だけど、早速おろしてみると・・・

スゴイ、包丁からマグロの脂が滴り落ちる。しかも軽く300グラム以上は外せそうです。料理をしている時の自分は無心になれて、悩みも心配事も全て吹き飛びます(※悩みも心配事もありませんが・・・)

はい、手術成功!表面を形成すれば立派なカマトロの刺身になります

カマに入っている身はもっと沢山ありますが、太い骨の中に入り組んでいて、これ以上は上手く外せません。もちろん捨てるのはもったいないので別レシピになります。残りはBBQコンロへ投入し、塩と柚子胡椒をメチャクチャ塗りたくって30~40分くらいBBQ鍋に放置。カマが大きすぎてBBQ鍋に入らなかったので、ノコギリで半分に。この大きさ↓↓↓が2個あるんです。

カマの中に入っている身は焼くと鶏肉の柔らかいような食感がして最高に美味しい。これが500円、500円、500円・・・何度も自分に言い聞かせ、鯵の損した分をチャラにしようと納得させるのに必死。

まあ、カマトロも鯵フライも最高に美味しくて食べた人がみんな喜んでいたので、これはプライスレスな価値ですね。


にほんブログ村 音楽ブログ DJ(クラブ・ディスコ)へ

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください