2021-11-10

町の魚屋から世界へ

私の地元浦安にはテレビなどで紹介される面白い魚屋さんがあります

一見、よくある町の魚屋さん。駅から遠く、しかも住宅街にある小さな店舗。ボーっと歩いていたら通り過ぎてしまうような立地にあります

ところがここの3代目亭主が面白い。前々から存在は知っていたのですが、3日前に初めて店内に入ってみました

※こちらが泉銀(いずぎん)さんのホームページ

なんと亭主はバンドでメジャーデビューもしている方。魚を売るために音楽活動を続け20年になるそうです。そう、わたしも何を隠そう魚大好き、音楽大好き人間なので、話が合わないワケがありません!

まず店内に入って真っ先に目に飛び込んできたのが、大好きな魚「イワシ」。北海道産で信じられないくらい大きい。重さを計ってもらうと120グラムもありました。通常の3倍くらいでしょうか?2匹で600円以上もしましたが、買わない理由はない。

早速家に帰って捌いてみることに。

上の写真で大きさが伝わるかはわかりませんが、まだウロコも付いていて、身がパンパン。包丁でおろしていると、包丁の表面がイワシの脂でベトベトニなりました!

表面が見事に真っ白なオオバイワシ。イワシの旬は通常春です。11月だというのに、この脂の乗り方は異常です

お刺身の他に、ネギと生姜をがっつり混ぜてタタキにしてみます。こ、これは旨すぎる・・・こんなイワシは見たことがありません

他にもたくさん紹介したいのですが、本日紹介できるのはもう1点「銀鱈の西京焼き」。スーパーで売ってる奴の3倍ほどの大きさでしょうか?お値段は1100円でしたが、この厚切り具合だから妥当でしょう。

「今漬けたばかりだから1週間以上寝かせると美味しいよ」と教えてくれました

陳列している魚は切り身ではなく、姿のままで売られているのもたくさんある。この店はお客さんに魚を姿のまま購入してもらい、家で自分でおろすことにチャレンジしてもらうのだという。亭主いわく「このままでは日本の食文化が終わりを迎えてしまう」とのこと。

その理由は、魚を家でおろして自分で料理することを知らない世代に、魚の料理の素晴らしさを伝えたいとのこと。魚は捨てるところがなく、生き物の命に感謝して触れ合って欲しいという願いが隠されているのだそう。

小さな町の魚屋さんでも、こうして世の中を変えられること。地元の身近な存在だけに、こういったソウルフルな活動にはとても感銘を受けます


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