2019-09-30

クレイジーなウエディング

私は本当にラッキーだと思うのですが、ウエディング関係のお仕事で取引をさせていただいている会社にクレイジーウエディングさんという会社がございます。会社の名前も斬新ですが、やっていることが本当に斬新です。

お付き合いを始めてかれこれ6年くらいでしょうか、クレイジーさんがオリジナルウエディングを始めて2年目の頃だったと思います。それまで私はホテル出身の堅めのウエディングプランナーさんとお付き合いをしておりましたから、クレイジーさんのやっていることは何もかもが新鮮に感じました。

私がお付き合いを始めて驚いたベスト5は以下の事です。

・まず第一にウエディング業界の出身がほとんどいなく20代の女性で構成されている。

・第二に高砂やテーブルを舞台のように飾る装飾専門のチームがあること。

・第三に音楽演出のこだわりが尋常じゃないこと。

・第四に心に訴えるソフトの作りこみがズバ抜けていたこと。

・最後にアイディアに底がないこと。

本当に忙しい時は月に10本以上も依頼が来ていましたから、毎回ついて行くのがやっとでした。しかも発想がホテルウエディングに慣れていた私には次に何が起こるかわからない不安と責任から、仕事中に余裕がなく、いつもパツパツで仕事をしていました。何度もお話合いをさせていただき、お互いに仕事の優先ポイントを整理できてからは、不安も収まり今度は楽しむ余裕さえ生まれました。

第一にウエディング業界の出身がほとんどいなく20代の女性で構成されていたこと

これはおどろきでした。逆を言うとだから全く新しい発想でウエディングに取り組むことが可能だったのだと思います。これは私の周りの業界のベテラン勢も同様の意見でした。まさに新風を巻き起こした原因は、若い人材ということ、柔軟な女性ならではの発想、そして初期メンバーが熱く同じ方向を向いていたからでしょう。

第二に高砂やテーブルを舞台のように飾る装飾専門のチームがあること

装飾のこだわりはハンパじゃありません。イメージしたものをイチから作るというのは、まるで舞台大道具の大工さん並みです。要するにウエディング=舞台なのです。後に大手も真似をし始めましたが、これはクレイジーさんが初めて試みた事だと思います。

第三に音楽演出のこだわりが尋常じゃないこと

これは自分の仕事の部分です。通常のホテルウエディングでは、せいぜい15曲くらいのリストを作るのが主流ですが、クレイジーさんは指定曲がその3倍以上、音の出し方ひとつとっても綿密な司会と音響のキャッチボールがあり、いまだにこのレベルの音響スタッフを育てることができず悩んでいます。

第四に心に訴えるソフトの作りこみがズバ抜けていたこと

ソフトというのはパーティーの進行上に作りこむコンテンツのこと。毎回カップルから意見をくみ上げ、人と人のつながりを持たせるストーリー作りが素晴らしく上手い。スタッフ自身も感動で泣きながら仕事をすることが日常茶飯事です。わたしも恥ずかしながら涙でミキサーのフェーダーが見えなくなったことが何度もありました。

アイディアに底がないこと

どんな社員教育をすれば、あのような自由な発想ができるのでしょうか?コンセプト、それに沿った装飾や花、会場の雰囲気作り、感動コンテンツの数々などあちこちに無数のアイディアが散らばっています。その他にもマンパワーやエネルギーもすごいものがあり、スタッフは皆さん信じられないくらい素直でまっすぐ。おじさんのわたしには良い刺激しかない(苦笑)

他にも素晴らしいポイントが沢山あるのですが、チャンスを見てまた紹介させていただきます。ウエディングの音響でDJ的な知識と技が役に立つ。毎回音楽的に密接した素晴らしい現場を繰り広げています。


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