2023-02-14

米軍基地のDJとして

昨日(2023年2月13日)は月曜日だというのにウエディングのご依頼がありました。都内のウエディング会場で行われたのですが、新郎新婦は米軍基地の方とのことで、これは自分の出番かな?と久しぶりに私が担当することになりました。

※こちらの写真は誰もいない会場でラストダンスをしている二人を遠くからパシャリ

元々、私自身は25年以上前に米軍基地からDJの仕事を始め、2009年に本格的に米軍基地に参入しました。私が仕事を受けていたのは横田基地、横須賀基地、池子住宅地区、そして既に返還の合意がなされ、今は亡き根岸住宅地区。

私の会社(ソウルピーナッツ)を立ち上げるきっかけともなった米軍基地の仕事は最初は個人事業主としてスタート。米軍関係のネット広告やフリーペーパーに「出張DJやってます」と英文で宣伝し、米軍関係の集まりや個人宅のパーティーで仕事を取るようになりました。

その中には基地内で執り行われるウエディングの依頼も多く、たくさんの新郎新婦のDJとして担当させてもらいました。その経験から「これはイケる」と思い、日本のウエディング事業にDJ参入したという、珍しいケースになります。今では日本人のウエディングの音響がメインの仕事になりましたが、会社を立ち上げた当時はウエディングがメインになるとは予想もしていませんでした。

2010年ころには横須賀基地のエンターテイメント部署と契約を交わし、正式にDJとして活動をしましたが、なんせ仕事はあるけどあまり稼げない。自分が食べていくのがやっとのレベルで会社で受ける仕事としては成り立たなかった。

最終的に米軍基地での活動はコロナが流行る2020年3月まで。今は基地と会社の法人契約が更新されていませんが、新しいことに挑戦したくあえて更新をしておりません。

話は脱線しましたが、そんな事情の中の昨日の米軍関係者のウエディングでした

海外ウエディングのキーパーソンは絶対的にDJ。アメリカ人ウエディングの権力者はDJです。ウエディングもパーティーの部類で、パーティーを牛耳るのは「DJの腕次第」という構図で、DJが良ければパーティーも良いということになります。

私はお二人とは一度も打ち合わせをしておらず、会場の音響屋さんという立場でお仕事を引き受けました。昨日の新郎新婦は会場の音響がまさか米軍基地のDJ経験者とは知る由もありません。ご使用になる音源はしっかりとご自身でリストアップされ、事前にお渡しいただきました。

そのリストを見て私は感激、そうそう日本人のパーティーでは絶対に使いませんが、ラインダンスと呼ばれるパーティーで絶対に盛り上がる曲名がズラリ。久しぶりに胸から熱いものが込み上げて、任せてください!と伝えたかった。(伝えてませんが・・・)

海外のウエディングは時間無制限で夜通しDJパーティーになることもあり、6時間とか8時間とか平気でDJをやってました。しかし、日本の会場は時間貸しですから、そこはシビア。昨日は1時間しかダンスの時間を設けてなく、私にとって1時間なんて余裕過ぎ、ウォームアップのレベルです。

ご参列者は少なかったのですが、パーティーの内容は素晴らしく、泣きあり、笑いあり、ダンスありと「幸せの感情」で爆発していた。

日本の一部の方も、このようなパーティーを二次会で主催される方がいますが、実はDJにとって日本人の音楽のツボは幅が広くて難しい。あと、日本人の皆さんシャイなのでなかなか踊らないんです。

文化の違いもありますが、ダンス中心のウエディングパーティーも楽しいものですよ。


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