成功する人、しない人の差
20代の頃に疑問に思っていたことが、この歳になって解決しつつあります。
その疑問とは目標に向かって同じような努力をしながら「成功できる人」と「成功できない人」の差はなんだろう?ということ。これは単なるラッキー、アンラッキーなどの運だけでは片付けられない問題だと感じていました。
というのは、自分もそこそこの努力をしながら目標に向かっていたのに、全然結果が出せなかったことが疑問を持つ原因になったんです。だから、その疑問に対する解決法が分かってしまった今、20代の自分に戻って教えてあげたい。
とは言え、一生かかっても解決できなかった可能性もあるから、この歳になって解決できただけでも大変ありがたいこと。これは自分が失敗続きだったからこそ、経験を積んできた結果として与えられたご褒美。この方法さえ分かってしまえば、死ぬまで苦労はしなくなることが確定的になったも同然です。
その方法とは実にシンプルで、成功法則の本を何冊も読みあさる必要も無ければ、高額なお金を払って自己啓発セミナーに参加する必要もない。自分探しの旅に出る必要もないし、血のにじむような努力をする必要もない。そして、この方法がスゴイのはお金が1円もかからないこと。
若い時の自分が成功できなかったのは、まさにこの部分が完全に抜け落ちていたからですが(早く答えを言え!)自分が生きているのは自分のチカラで、自分がご飯を食べれるのは自分がお金を稼いで食料を買ったからで、自分が支払った家賃で寝泊まりできるのは当たり前のことだと思っていた。
更にヒドいことに、自分の才能を理解できないやつはバカで「お前らに俺の才能なんてわからなくてもいい」という大バカの勘違い野郎でした。
と言う感じで、若いころの自分は手の付けられない大バカで、でもそんな大バカでも神様はチャンスをくれたんです。ほとんどの人がそのチャンスを掴むタイミングは「人生の失敗」と「夢への敗北」と思われる局面で与えられる。
人間の転機というのは面白いもので、事故に遭遇したり、何か大きなものを失ったり、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされた時に訪れます。私の場合も同様で、その先は行き止まりの崖っぷちに立たされた時にチャンスが訪れました。
人間と言うのは普段の生活では気付きませんが、お金を失い、人を失い、家を失い、健康を失い・・・全てを失うと気付かされます。
そして、その時に助けてもらった人、モノ、言葉、音楽が目の前に現れる・・・・いや、正確に言うと本当はいつもそこにあったんです。でも気付かなかっただけ。で、ハッと気付くんです。
「あれ、オレって自分一人のチカラで生きてきたと思ってきたけど、もしかして全然違う」と。
で、どこからともなく聞こえる声・・・「お前が買ったコンビニ弁当は誰かが作っってくれたもので、しかもそのお金はお前を雇ってくれた人からもらったんだよね?」と。
「勘違いしてるかもしれないけど、お前は自分のチカラで生きているワケではなくて、周りに生かされてんだよ」と理解した日に全ては変わる。
そこにはひとつの心が芽生える。その答えが全ての解決法だということ。
その答えは「感謝」ということ。
この世の中に存在する全ての現象は各々の循環で成り立っていて、何ひとつ個々のチカラだけで存在することは絶対にできない。
それが分かると、今身の回りに起きている自然現象、人、モノ、空気や水までもが当たり前ではなく、奇跡の連続の上に成り立っていることが理解できた。理解できない人にとってはバカみたいに聞こえるかもしれませんが、一旦そういう考えになってしまうと生きているだけでありがたいし、ご飯を食べれるだけで大成功ってことになる。
欲が無くなったワケではないけど、感謝の気持ちが周りに伝わると、自然と物事が流れ出す。動き出すんです。
それはまるで滞っていた川が流れだすように、
締め切った部屋の窓を開けてフレッシュな空気が流れだすように、
詰まっていたウンコがドカンと出てスッキリするように(笑)
感謝の念を抱くことで全てが流れ出す。これが答え。
若いころに感じていた、目標に向かって同じような努力をしながら「成功できる人」と「成功できない人」の差は、感謝して生きている人とそうでない人の差だったことがハッキリと理解できました。
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