2020-11-14

40代 成熟 年老い

子供のころに大人たちを見ていて思った。大人になるとつらいことばかり・・・毎日嫌な仕事をして周りの人の機嫌を取って生きていかなければならないと信じて育った。何故そう思ったのかはわからないが、多分身近にいる大人の姿を見ていて肌でそのように感じたのだと思う。

実際に自分が社会に出た16歳の時は大変だった。田舎から右も左も全然知らない東京に一人で出てきて、若くて仕事には在り付けないし、頼る人やモノもない。

がむしゃらに何とか食いつないでいた10代、ようやく生活ができるレベルになった20代、失敗ばかりの30代・・・なるほど、確かに大人になるとつらいことばかり。子供のころに想像していた大人の生活はこのことだろうか?

そんな苦しまみれの想いが一変したのが40代になってから。相変わらず失敗続きという点では変わらないが、40代になってやっと人生の面白さがわかってきた。

この世界が陰と陽で成り立っている以上「失敗と成功」、「暗闇と光」、「苦しみと喜び」が存在する。要するに失敗しかない世界はあり得ないし、成功しかない世界もあり得ない。失敗と成功は1セット。陰と陽のセットとして体験するから笑ったり、泣いたり、感情が吹き乱れる。感情が激しく交差する惑星、それが地球。

日本人的に年齢を重ねることは「年老いること」を指しネガティブにとらえるのが常。だけど自分にとっては若いころよりも断然に今の方が気持ちに余裕があるし、毎日毎日生きていること自体が楽しくて仕方がない。

そうした知恵は自分が歳をとって経験を積むことで得た学びや人格形成の過程で自分自身が成熟をしている証。

現時点で自分には年齢を重ねることで老いていくという実感はなく、この年になってようやく世の中の仕組みや流れの本質が見えてきたという実感がある。若い時には感覚的にしかわからなかったことがパーツごとに理解できる。ハート、マインド、スピリットが成長することで生きていくことが楽になり、この地球という星が愛おしくてたまらなくなる。

若い時には絶対に芽生えなかった感情に出会ったり、自分が変化していく姿を俯瞰的に見る余裕ができたことは相当に面白い体験。老いてるんじゃなくて、成熟していく自分の成長を楽しむ。それを40代になってやっと気づいた。

人生なめたもんじゃないと・・・・


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