Band Age
↑こちらの写真は今から20年以上も前の自分のCDジャケット、まだアマゾンで売ってました。
私は北海道の旭川出身です。10歳からドラムを始め、中学校の頃には本格的にバンドをやっておりました。自宅にはフルドラムのセットがあり、近所の迷惑を全く考えずガンガン叩いておりました。それこそ昼寝をしている人が飛び起きてしまうような音量だったと思います。
ハンドを始めたきっかけですが、小学校の時に旭川の西武9階にスタジオナインという小さなコンサートホールがあり、そこで市内のバンドが無料でライブを行っていた期間があり、偶然それを見たことでした。そこにはボンバヘッドで有名な富樫さん(MC A.T)が演奏していたのも覚えています。
私が汗をかくほどシビれたのは「低気圧」というバンドでローリングストーンズみたいな音楽性のギター&ボーカル、ベース、ドラムの3人バンドでした。途中で踊り狂うオジサンが出てきたり、ギター&ボーカルの方が気が狂ったようにお客さんの髪の毛を引っ張ったりと暴力的。内心「こっちに来るな」とドキドキしながら見ていました。(もちろん近くに来てしまい髪の毛をくしゃくしゃにされました!)
驚くことに数年後にはそのバンドのベースの方とバンドを組んでおり、私は13歳、ベースの彼は24歳という年齢の差にも関わらず、わがまま言い放題で音楽をやらせてもらいました。
そして旭川といえば誰もが知っている「安全地帯」の故郷でもあります。ちょうど私のバンド世代の2世代上にあたり、直接お会いする機会はありませんでしたが、間接的には関わっておりました。というのも私が持っていたドラムセットは安全地帯の田中さん(ドラマー)のお下がりでしたから。
そのようなことで、12歳頃から16歳くらいまでは朝から晩までバンドのことで頭が一杯、曲を作ったりコンサートのために練習をしたりと音楽に明け暮れた日々でした。
このような記事を書いたのは最近バンドがやりたいなと思ったからです。マーシャルのギターアンプの音、楽器が重なり合って出来るグルーブの一体感、偶然にも良い曲が書けた時の感動、今思い出すと何故かワクワクします。もちろんDJでも同様で、ひた向きにセンスの良い曲をプレイしているDJの姿を見ると、やはりシビれます。要するに自分のやっていることにシビれたいんですかね?
音楽に憧れ、必死で追いかけてた時の自分を忘れたくはない。今は毎日音楽に携わって生活が出来ていますが、死ぬまでイチ音楽ファンでいることが自分の出発点、それを忘れたくはない、とフと感じました。
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