飛ぶように売れる
ビジネスで必要なスキルのひとつにプレゼン能力ってものがあります。
平たく言うと「売込む能力」ですが、ビジネスに限らず自分が認めて欲しい対象を相手に説得して認めてもらうことが出来れば人生がラクになります。
売込むモノは自分自身でもいいし、サービスや商品など相手に買って欲しいモノでもいい。プレゼンが上手くできればビジネスの現場だけじゃなく、普段の生活でも確実にプラスに働くのは事実。ビジネス上のプレゼン能力は人生を上手く生き抜くためにも大いに役立つ。
ただ、仕事で売り込みに来る営業マンを見ていると、時にプレゼンが一方通行になっている方が多いことに気付く。
分かりやすい例で言うと、飛び込みの電話営業。どこから電話番号を仕入れているのかわからないが、私の会社の電話には頻繁に電話営業がかかってくる。
そのほとんどは私には全く必要のないサービスの売込みで、そういった電話を私は「時間のレイプ魔」と名付けている。とにかく時間の無駄というヤツだ。
あまりにもヒドイ「時間のレイプ魔」には一言アドバイスをしてあげてから電話を切る。「そんな営業じゃ嫌われるだけだよ、もっと〇〇してごらん」みたいな口調で教えてあげる。逆にお金をもらいたいくらい。
「時間のレイプ魔」は完全に一歩通行のプレゼンばかりで、相手が聞いていなくても、興味を示していなくても、全くお構いなしといったところ。
それは論外として、私思うに、営業能力にはプレゼンも大切だけど、もっと大切なことがあると感じる。それは・・・
「人の話を聞き取る能力」
相手にできるだけ沢山話をさせて、自分の売り込みたいものと瞬時に結びつける能力のこと。相手の悩みを引き出して、そこを解決してあげること。
人間の口が1つで耳が2つあるのは「自分がしゃべるよりも人の話を2倍聞け」て意味
そう、プロの営業マンほど人の話を引き出すのが上手い。とにかく相手にしゃべらせる。相手がどんどん口を開けば自分の勝ちという法則を知っている。
ついでに、もうひとつ教えちゃうとプロの営業マンは記憶力が抜群に良い。これは銀座の売れっ子ママも共通する点で、名前を一発で覚えたり、誕生日を覚えていたり、前に来店した時に飲んでいたモノを覚えていたり。
私の経験で昔飲食店をやっていた頃の話。会計時に会社の名前で領収書をきる人がいると、次回来店して会計する時に、言われなくても領収書を持って行って驚かれた。もちろん、そこには会社名もキチンと書かれているので・・・
そんなことが出来ると、お客さんは一発であなたのことが大好きになる。「私のことを気にしてくれている」と勘違いする(笑)
営業のスキルは人生においても大いに役立つ。まとめると「プレゼン力」、「人の話を引き出して聞き取る力」、「記憶力」この3つさえ備わっていれば対象が何であれ飛ぶように売れる。
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