結婚願望と矛盾
信用と信頼は似た言葉ですが、意味が全然違います。
信用を英語にすると「Credibility」となります。つまり信用(Credit)と能力(Ability)のことで、担保や能力などを前提とした条件付きの関り。不動産や保証人などを担保に入れてお金を借りる銀行融資などは良い例でしょう。
対して信頼はそういった条件を一切持たない関りのこと。親が我が子に注ぐ無償の愛、例え信用する材料が無くても相手を信じ切る姿勢のこと。
それを踏まえ、あなたの大切なパートナーに対して抱く気持ちは「信用」でしょうか?「信頼」でしょうか?
あなたが愛してくれるのなら、私もあなたを愛する
これは信用と信頼のどちらでしょう?恋人との関わり合いが信頼関係で成り立っているとしたら、相手を条件付きで愛することは奇妙に聞こえます。ましてや「信用関係」という日本語はありませんから、そもそも大切な人に条件付けをしたうえで受け入れること自体がおかしい。
結婚相手を探していると言いながらも「相手の学歴が低いから」、「相手の仕事が気に入らない」、「彼の収入が低い」などつぶやいている人に最愛のパートナーが見つからないのは当たり前。結婚できない人の特徴で結婚願望の矛盾です。
もし本気で人生最良のパートナーを見つけたいなら、まずは自分からひたすら相手を信頼すること。相手からもらうことを期待するよりもギブすることが大切。例え裏切られたとしても、先の見えない不安があったとしても信じてみる。疑問がよぎったらアルフレッドアドラーのあの言葉を思い出してみる
あなたから裏切られても尚、無条件に信じ続けてくれる人がいる。どんな仕打ちを受けても、信頼してくれる人がいる。そんな人に対して、あなたは何度も背信行為を働くことができますか?
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