音楽ツウがチェックすべきYouTube
今日は世界の音楽好きが見ているYouTubeのサイトを紹介します。私もYouTubeは音楽を調べる際に活用していますが、世界の知らないアーティストを発掘するには、今から紹介する2つのYouTubeチャンネルをチェックしていればOKでしょう。
ミュージシャンやアーティストの醍醐味が生演奏に価値があるとすると、やはり完成されたミュージックビデオを見るのも良いけど、その人のライブパフォーマンスで判断をするのが〇。レコーディングやビデオ編集された完成品は完璧で当たり前。わたしだったら、もっと人間臭いところが見たい。バンド演奏のグルーブ感、楽器のアンサンブルから生まれる高揚感、時にドラム・スティックが折れちゃったり、ボーカルの声が外れたり・・・
そういった意味でもミュージシャンのライブに特化し、企画を提供しているYouTubeチェンネルの紹介となります。
Tiny Desk Concerts
アメリカでもっとも人気のある音楽ライブのチャンネル。アメリカの公共ラジオ団体(National Public Radio)が主催する企画で、Tiny Desk(直訳すると小さい机)その名の通りライブを行う場所は有りえないくらい狭い場所でオフィスの一角。大勢のバンド編成の場合は隣のミュージシャンがぶつかるほどの狭さで、それが家で演奏をしているみたいで面白い。
これが始まったきっかけは、主催者が大きな会場でコンサートを企画した際に、群衆の騒音で音楽が聞こえないことに不満を持った相方が「お前の机で演奏した方がいい」と冗談を言ったのが始まり。すぐにその通りに実行をした。
今回取り上げた上記のYouTubeは2020年9月にBTSが生ライブを披露した動画。こんなに親近感の沸くスタジオで、全米チャートで1位になった「ダイナマイト」をメンバー全員で歌っている姿は新鮮。これを見て納得できるように、視聴者との距離が近く、照明演出なども無い素っ気なさが逆に売りになっている。
ColorsxStudios
ドイツ発祥、タイニーディスク同様に500万以上の登録者数を誇る音楽専門のYouTubeチャンネル。出演者は主にカラオケ演奏の上にボーカルのみをパフォーマンスする。余計な演出が無く、殺風景な色付きの部屋でパフォーマンスをすることにより、他のものに目を奪われずにアーティストに集中することができるのが特徴。
この企画は2016年のスタート当初に予算が節約のために、ヒビの入った壁の部屋で撮影を開始したのがキッカケだったらしい。今では世界中の新しいアーティスト発掘も兼ねて、毎週個性的な面々が出演。メジャーアーティストではないが、そのレベルの高さは息を呑むほど刺激的。
上記にアップした動画は2018年にビリーアイリッシュが出演した際のYouTube。2021年1月末時点でColors史上最高と思われる1億5千回以上の再生数を記録している。
このような感じで、私は面白いYouTube企画はチェンネル登録をして見逃さないようにしている。自宅には50インチのテレビでYouTubeを見ているが、音響もバッチリの環境で音楽番組を見れば、家に居ながら快適な音楽ライフを過ごすことが可能だ。
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