捨てられないモノ
11月末に事務所を引っ越したのですが、荷物整理をしている際に出てきた懐かしの写真に作業がすっかり止まってしまいました。
せっかくの引っ越しなので、断捨離も兼ねてスゴイ勢いでゴミを分別していたんです。
これも捨てる、あれも捨てる・・・と。
でも、中にはこれは絶対に捨てられないモノもありました。それは過去に制作した楽曲の数々。これは私の魂そのものですから、捨てられない。
デモテープと呼ばれていた自作したプロモーション用の音源です。
20代はシンガーソングライターとして活動していたので、自分を売り込むために楽曲を作ってはレコード会社やプロダクション、オーディションなどにデモテープを送っていました。
いったいどれくらいのデモテープを送ったかは覚えていませんが、100は超えていると思います。今考えると全然少ない気がしますが、インターネットが普及していなかった当時はメジャーなレコード会社からデビューすることが自分のようなミュージシャンを売り込むための登竜門でした。
私の場合、グループで活動していた時期もありますが、ソロで活動していた時期が長く、デビューできたのもソロアーティストとしてでした。当時はちょうどパソコンで音楽を制作する時代に入ったばかりで、バグが多発するソフトを使って四苦八苦しながらパソコンのキーボードを叩いていました。
10歳からドラムを始め12歳でステージ立ち、それからはずっと音楽一筋の人生。途中であきらめてサラリーマンになった時期もありましたが、30代の終わりにあきらめきれず自分で立ち上げたDJ会社がうまく軌道に乗った。今はずっと夢だった音楽に携わる仕事をして、とても充実しています。
好きなことを仕事に出来る人生って最高です。
↑こちらの写真は20代の時にアメリカ人と組んでいたデュオグループ。(右側がJobow、左側がTony)
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