オキシトシンという幸福ホルモン
私は何年もの間、バセドウ病という甲状腺の病気に悩まされてきました。
バセドウ病の症状は、新陳代謝が活発になり、そのために常にジョギングしているような状態で、脈拍が速く、汗が多く、暑がりで非常に疲れやすくなる。精神的にも落ち着きが無く、イライラ感が募り鬱や不眠になったり、体重が劇的に減ってしまいます。
何故、突然そのような病気になったのか?全くワケが分かりませんでしたが、甲状腺の手術をせずに完治をするのは難しいと言われました。喉にメスを入れるのは絶対にイヤだった私は何年もの間、薬を飲み続け症状を抑える状態をキープしてきたんです。
コロナ期間中に様々なスピリチュアル系の本に出会い、書物を読みあさっていると、どうやら病気は自身の心の問題が関係しているということに気付かされました。
それを知ると、私がバセドウ病になった原因は自分自身に問題があることに気付きます。自分を追い込んで完璧を目指して仕事をしていたこと、周りにも厳しい目で完璧を求めていたこと、その辺りに原因がありそうだ、と断定しました。
そこから今までの考え方を捨て、自分自身にも、周囲にも、もっと優しく接して労わることに努めるようになった。
それからというもの、私がバセドウ病のクスリをやめて2年近くが経ちますが、今は何の症状も出ていませんし、毎日心身共に健康でいられるようになったから不思議です。
このことは私自身が心と病気の関係を経験をもって示す、良い実践になりました。経験することで「心と病気」の関係が、かもしれないという想いから確信へと変わった。
結論は自分自身をいじめてはダメ、ということ。自分が自分を大切にしないで、誰が自分を大切にするんですか?
あなたは自分の一番の理解者であり、自分の一番の親友であるべき。
また人に親切にしたり、パートナーとのキスやハグ、スキンシップ(つまりセックス)を交わすことでオキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンはストレスへの耐性に影響する重要なホルモンで、 血管機能、代謝、鎮痛、抗炎症、抗うつ作用もあることが分かっています。
添い寝をしたり、マッサージをしたり、ぬいぐるみを抱く、ペットを撫でる行為でも分泌が高まるので、オキシトシンを増やせば、お互いが愛情深く幸せな気持ちになる幸福ホルモンが体内に分泌されることになります。
まさにバセドウ病やうつ病のような人体にストレスのかかるホルモン増殖を抑え、幸福感を味わうことができるのがオキシトシンの役割。
日常生活の中でたくさん笑ったり、たくさんの幸福感を体感することこそが万病への一番のクスリになるってことでしょう。
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