インドのスイーツショップ潜入記
先日、昼過ぎに遅い朝食を終えコーヒーの飲める店を探してました。いつもと違う面白そうな店はないかと散策していたところ、何とも興味深い店を発見!
この店、パッと見は普通のカフェです。しかし店先の看板を見ると「インドのスウィーツショップ」と書いてある。
お店の名前は「Mithai Wala」(ミタイワラ)
ミタイとはインドのお祭りや祝い事の際に振る舞われるお菓子とのこと。これは面白い!早速店内に入ってみた。
売り場では気さくなインド人らしい方が迎い入れてくれた。ショーウィンドウには、これまでの人生で一度も見たことのない形の食べ物がキレイに陳列されている。
色とりどりのケーキみたいなインドのお菓子、全く味の想像がつかない。これでは何を注文していいのか?さっぱりわからない。
「2階の席でゆっくり食べれるよ」と教えてくれたので、とりあえず2階へ行ってメニューとにらめっこをすることにした。
広々とした2階のフロアには別のインドの方が「イラッシャイマセ」と席を案内してくれた。窓際に座りメニューを改めて見ると・・・
やっぱりわからない。とにかく聞いたことのない食べ物の名前ばかり。店員さんに「これはどういう食べ物ですか?」と聞くと
「それは説明がムツカシイ」と返ってきた。
そういえば昔、自分がニューヨークのレストランで働いていた10代の時、アメリカ人に「What is the HARUMAKI?」と聞かれて「それは説明がムツカシイ」と返していたのを思い出した。
そこで、どうせわからないんだから、適当に注文することに。もちろん、彼に悪気はないから仕方ない。とりあえず「Jalebi」(ジャレビ)という謎のインドスイーツを注文。2個で300円だから失敗しても気にならない。
ところで、メニューを探してみると肝心なコーヒーはどこへやら・・・「コーヒーはできますか?」と聞くと
「今日はデキマセン」と返ってきた!
そういえば昔、自分がニューヨークのレストランで働いていた20代前半、イタリア系移民の女性に「カプチーノはありますか?」と聞かれて
「I will try my best to make it for you」(頑張ってみる)と言って、超ヘタッピなカプチーノを作って提供したのを思い出した。あの時、自分のひたむきな気持ちは伝わったのだろうか?と記憶がよみがえってきた。
それはいいとして、ドキドキしながらジャレビという謎の食べ物を待っていると、5分くらいで店員が持ってきてくれた。それがコレ↓
こ、これは・・・
見た目のイメージで、オレンジ系のグミみたいなゼリー状の食べ物だと想像した。フルーティーな感じだろうか?
そして、早速食べてみると・・・
あっっ、これ甘い
私の想像をはるかに裏切り、カリッとした食感で味はまるでかりんとう。要するに油で揚げた菓子を砂糖蜜で浸したような感じ。全然オレンジのグミじゃない!!
コーヒーの代わりに注文したチャイがスゴイ勢いで進む。もちろん、チャイにシュガーは入れてない。シュガー抜きのチャイなんて信じられないが、入れたらジャレビを完食できなくなってしまう。
いつもと違うカフェ探しは、なかなかの大冒険。帰り際にウコン・ジンジャー・ティーをもらいお土産に。これは私の口にバッチリ合いました。
コメントを残す