ZOOMダンスレッスンセッティング スタジオ実践編
2020年8月2日 都内某所にてZOOMダンスレッスンのセッティングを実際に施工したので紹介します
音声改良を目的としたオーディオインターフェイス使用ZOOMの活用法については、これまでに何度も取り上げてきたが、今回はわたしが実際にダンススタジオにて実演したセッティングの模様を紹介したい。
ホスト側はエジプトからベリーダンスの大御所を迎え、日本国内でクラスを受講する生徒は推定100名ほど。日本の各地でオンラインをつなぎZOOMを利用して先生が音楽をプレイしながら90分のワークショップを行う。
私が担当した都内のクラスは8~9名が参加。本来ならもっと多くの参加者がスタジオにいるはずだが、密を避けるためここでは少人数制での開催となる。
スタジオを選ぶ際は以下の3つの条件を重要視
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1.スタジオ内にインターネット環境が整っていること
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2.スタジオ内に大画面で投影できるプロジェクター、白壁スペースがあること
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3.窓があり常時換気が可能なこと
まず1に関しては絶対的な条件で回線速度が下りで100以上安定的にでることは必須。これに関しては事前のスタジオ下見の際にwifiの速度を測り確認をしておいた結果クリアだった。
2のプロジェクターに関しては都内のスタジオでもまだ設備を導入しているところは少ない。私もプロジェクターは数台所有しているので、投影できるスペースさえあれば問題はない。3の換気はコロナの感染防止策としてマストと言えるので、地下などのスタジオは対象外となった。
当日、本番の1時間前に機材を持ち込みスタジオ入り。エジプトとの中継を通して回線などの確認作業行った。
受講者は通常ならば鏡の方に向いて自身の姿を確認しながらレッスンを受けるが、今回はプロジェクター側を向いてレッスンを受けるために、常設されているプロジェクターのケーブルが短すぎる。そのため延長用のHDMIエクステンダーという機器を持ち込んだ。
そして更に問題が発覚。下見の際にインターネットの速度が100Mbpsを超えていたが、この日あらためて測定すると何度トライしても50M以下になってしまう。これではお話にならない!
本来は許可してくれないが特別にLANケーブルを直接ルーターに接続。すると一気に環境が改善された。
これにて全ての環境が整い本場を迎えることに
本番は定刻通り日本時間11:30にスタート、エジプトからの中継がつながった(ちなみにエジプトは午前3時半とのこと)しばらく音声と動画の確認をした後、特に問題が無かったのでレッスンの邪魔をしないよう、私はその場を退出した。
実際にセッティングをして感じた感想は以下の3つ
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1 必ずスタジオの下見をすること
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2 オンラインレッスンはインターネット環境(速度・安定性)が全てであることの再認識
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3 プロジェクターを使用することにより先生の等身大が投影できるので、よりリアルであるという利点
また諸外国によってはネット環境のインフラが整っていない国が多く、いまだに一般家庭へ普及している回線が3Gレベルの国も多いのは注意点。ホスト側となる先生の設備投資にどれだけ本気になれるか?もオンラインレッスンの成功を大きく左右する要点になる。
しかし、それらの問題はあるもの世界がより身近になるオンラインレッスンはコロナ後のレッスンスタイルとしても着実に定着し続けることを確信した。今までは諦めていたような海外のスーパースターからも、直接レッスンを受けられる環境がすぐそこまで来ている。
動画でも解説しています!
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