2020-07-29

私の人生を変えたJazz Album 3選

わたしはジャズが大好きで16歳からジャズのレコードを買うようになりました。今日はその中でも自分の人生を変えるほど影響を及ぼしたジャズアルバムを3枚に絞って紹介。

選んだのは1950年代以降のモダンジャズからで、かなり重めの音源です。あまりジャズに親しみの無い方にとってはチンプンカンプンかもしれませんが、あまり難しく考えず聞いてみてください。これが私が保証する本物のジャズです!

1. Miles Davis

モダンジャズの歴史はマイルスの歴史

アメリカ人のトランぺッター。1950年初頭に幕開けとなったハードバップに始まりモードジャズ、エレクトリックジャズなど、ジャズのジャンルを次々に開拓した音楽界の巨人。生涯を通じてジャズというジャンルを超え後期にはファンク、ロック、ヒップホップなど新しい音楽を積極的に取り入れた。スタジオアルバム、ライブアルバム、コンピレーションアルバムの総計は軽く100枚以上、1991年65歳で亡くなるまでに多くの後進に影響を与えた。

DJが選ぶ特別な一枚

「Round About Midnight」1957 Release

同性代のピアニスト、セロニアスモンク作のタイトル曲「Round About Midnight」収録。大手コロンビアレコードからの最初のアルバムとなり一気に知名度を上げた。メンバーはマイルスが最初に築いた5人組のバンドで当時最高のミュージシャン揃い。

    Miles Davis – Trumpet

    John Coltrane – Tenor Saxophone

    Red Garland – Piano

    Paul Chambers – Bass

    Philly Joe Jones – Drum

2. John Coltrane

黒人最高峰Jazzの芸術性を確立したアーティスト

テナーサックスプレイヤー。マイルスと共に50年代ハードバップ時代を築き上げ、後に自身独自のジャズ理論へ。彼の後期40歳で亡くなるまでにフリージャズの元祖として、ジャズをアートのレベルへ押し上げた。

DJが選ぶ特別な一枚

「Giant Steps」1960 Release

1950年代にマイルスデビスやセロニアスモンクのバンドメンバーとして下積みを重ね、それと並行しソロでリリースした5作目。1957年~1967年までに残したアルバムは25枚程度(ライブ盤やコンピレーションを含む)と多くはないが、与えた影響は計り知れない。個人的にも16歳の時に初めて購入したジャズアルバムのため思い入れが深い。

3. Duke Ellington

20世紀ジャズ界の父

作曲家、ピアニスト。彼のプロフェッショナルな50年に渡る音楽人生においては1930~1940年代のスイングジャズ、ビックバンド全盛期に最もヒット曲を残した。日本では「A列車で行こう」が最も有名。デュークエリントンの素晴らしい功績は1974年75歳で亡くなるまでにステージ、スクリーンなどのエンターテイメントを通じて何千という曲が残されている。

DJが選ぶ特別な一枚

「Money Jungle」1963 Release

デュークの音楽を語る時に彼の優雅で感性豊かなオーケストラ演奏は象徴的だが、このアルバムに関しては全くその面影はなく、良い意味で期待を裏切られる。メンバーはトリオ(3人)でベースに当時20歳も年下のCharles MingusとドラムのMax Roachという気性の荒いミュージシャン。レコーディング時にマックスローチとミンガスが喧嘩をし、ミンガスが途中で帰ってしまったというエピソードも。デュークエリントンの音楽がここまで破壊的なサウンドを表現できることに度肝を抜かされた作品。

番外編

Wayne Shorter

テナー、ソプラノサックス奏者。アートブレイキー率いるジャズメッセンジャーズを経て、マイルス黄金クインテッドと言われた2期目のメンバー(ピアノにハービー・ハンコック、ベースにロン・カーター、ドラムにトニー・ウィリアムス)として1960年代中期以降のマイルスバンドに貢献。(代表作にSorcerer (1967), Nefertiti (1967), Miles in the Sky (1968), and Filles de Kilimanjaro (1968)など)その後70年代はフュージョンの先駆けとなるウェザーリポートを結成。現在86歳、数少ない生き残りのジャズレジェンド。

DJが選ぶ特別な一枚

「Speak No Evil」1966 Release

ジャケットに写っているのは彼の最初の奥さん(テルコナカガミ)マイルスバンド在籍中にブルーノートからリリース、当時はそれほど注目を浴びなかったが、彼が1959年から現在までにリリースされたスタジオアルバムの中で最高傑作であることは間違いない。

メンバー

    Wayne Shorter — Tenor Saxophone

    Freddie Hubbard — Trumpet

    Herbie Hancock — Piano

    Ron Carter — Bass

    Elvin Jones — Drums

番外編を入れて4枚になってしまいました。あまりにも迷ったので作業に丸一日かかってしまいました。ジャズの素晴らしい魅力をもっとシェアしたいので、また他の企画にてご紹介したいと思います!


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