2020-05-01

Zoom Dance Lesson パーフェクト音響ガイド

※こちらのサイトは動画と連携しております。詳しい情報を知りたい方は必要な情報のタイムラインより動画をご視聴ください。

コロナの影響で世界中のダンスインストラクターが自身のレッスンをオンラインに切り替える中、実際にレッスンをやってみると、音に関して上手くいかないことが沢山!音が悪い、水の中にいるみたい?声が聞こえにくいなど今までにトライしたことのない分野だけに、やり方が分からなく行き詰まってしまう先生も多いのではないでしょうか。

そんなダンスインストラクター方々のために、毎年250件以上の案件を持つDJ屋(音響屋)が悩みを解決すべく、このZoom問題について対策を説明したいと思います。世界中のダンス講師が解決策をYoutubeなどで上げていますが、どれも解決には至ってないと思います。それは彼らがダンスのプロであって、音響のプロではないからです。

先に結論を述べると、まずは音が悪い原因を解決するには、オーディオインターフェイスが必要という結論です。そして一通りの機材を購入すると予算は4万円になります。なお、今回使用するオーディオインターフェイスはUSB Mixer、つまりインターフェイスが内臓型のミキサーとなります。

動画では以下のような流れで解説しています。

  • 1 ZOOM Dance Lesson音を完璧にするための必要機材とは? 4:28~
  • 2 機材のセッティング例 15:10~
  • 3 ZOOM Danceレッスンに必要なネット環境を知る 20:37~
  • 4 Zoom側のAUDIO設定 25:30~
  • 5  実際のセッティングで音を比較してみる 32:00~

まずは必要な機材は以下9点となります

1 必要機材の説明(おすすめ機材の紹介)

まず最初に予算は4万円。PCと音楽を再生するiPodなどは含みません。音源再生はPCからミキサーへつなぐことでも代用できますので、PCで音楽を流す方は2は不要です。

写真の1~9までは小さなスタジオや自宅などでZoom Lessonを主宰(ホスト)するダンスの先生際に必要な機材です。中でも確実に必要なのはUSBミキサーとワイヤレスマイクのヘッドセットでしょう。(PCは持っている前提です)声は問題なく収録できている方もヘッドセットは今後もスタジオなどで使えるので、この機会にひとつ良いものを買っておくと有利だと思います。

2 機材のセッティング例

ここではケーブルの接続を中心に機器と機器をつないでいきます。詳しくは動画の15:10~からご覧ください。

3 必要なネット環境

次は動画でネット配信をするためのネット環境についてです。どんなに良い機材を揃えてもネット環境が悪いと何をしても無駄です。まずは現在使用しているネットの速度を測定し、配信先(自宅やスタジオ)の情報処理能力を確かめてみましょう。

速度測定サイト
https://fast.com/ja/

家にwifiかインターネットの回線を引いていれば、そちらに接続してください。携帯の電波ではせいぜい10Mbpsが良いところです。10MbpsはZoom飲み会や携帯でYoutubeを見る程度には十分ですが、動画配信には少々物足りないです。

望ましいのは
Download 25Mbps以上
Upload 30Mbps以上

これくらい余裕があれば最高ですが、実際は10Mbpsでも安定的に供給されていれば問題ないという報告もあります。しかしダンスという動きのある動画配信であること、音楽も良い音で配信したいことを考えると必然的に情報量が多くなる分通信速度が速い方が有利でしょう。またマンションなどの場合は回線を共有しておりますので、夜の時間帯等回線が込み合い安定的な速度が出ない場合がありますので、時間帯には注意が必要です。

4 Zoomの設定

次にUSBミキサーを使用するためにZoom側のAudio設定について解説します。
こちらのサイトに詳しく説明している方がいらっしゃるので、まずはご参照ください。

旅するダンサー自由記(まどぅさんサイト)ZOOMの設定より
https://madokasuzuki.com/zoomusic/

ひとつだけ私からUSBミキサーを使用するためのセッティングを付け加えます。
それはマイクの設定とスピーカーの設定となります。詳しくは動画の25:30~からご確認ください。以下必要な追加設定となります。

使用マイク=USB CORDEC
使用スピーカー=PC上のスピーカー
※こちらの設定を確実に行うこと

5 実際のセッティングで聞いてみる

これまでに行ってきたセッティング終えて、実際にどのような音が参加者側へ伝わっているのか?動画に関しては省略させていただくが、これまであなたが抱えていた音の違いについてはじっくりと比較できるよう考慮した実験になります。是非ともご自身の耳で聴き比べてください。32:00~実際の音質を確認できます。加工は一切してません。

以上、ダンスインストラクターさん向けにZOOMを使った動画配信の音響について解説しました。わからないことがあれば、遠慮なくお知らせください。


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