2022-04-26

アフロビーツのTemsが熱い

DJが世界的な音楽動向を計る方法のひとつとしてBillborad Chats(ビルボードチャート)を参考にします。

特に毎週発表されるHot 100というシングルチャートはラジオプレイやストリーミング再生数などの具体的な統計を元に正確な数字が叩き出され、信用性が高い。

驚いたことに、2022年3月末より新しく新設されたチャートとして「Billboard U.S. Afrobeats Songs」というアフロビートのチャートが加わりました。これは驚き!

アフロビートについては、私のブログで昨年の暮れにCKayというアーティストについて触れたことがあります。その時に紹介した曲が見事にチャートの1位に輝いてます

Ckay – Love Nwantitiの記事はこちら

アフロビートは7~8年くらい前からアメリカで流行りだし、私も当時から横須賀基地のアメリカ人のパーティーでよくプレイをしていました。ただ、その時はアメリカ人の解釈によるアフロビートが主体で、ヒップホップの大御所たちが自分の音楽のスパイスとして味を足した程度の音楽性がほとんどでした。

しかし、現在はアフリカ人がアメリカのトップチャートに入ってくる傾向があり、当時では全く考えられない現象が起きている。その証拠にアメリカのビルボードチャートのアフロビーツチャートはトップはほとんどがナイジェリア人が占めている。まあ、英語圏ということも影響していると思うが、かなり独特な訛りの英語なのは確か。

現在の私のおススメは何と言ってもTemsというナイジェリア人の女性アーティスト。今回のチャート(2022年4月30日発表分)ではU.S. Afrobeats Songsのトップ50位チャートに8曲もエントリーしてるから、その人気ぶりがうかがえる。

特に3位のEssenceはビートの気持ち良いエロソングで、リリースされたのは1年位前だったと記憶しているが、最近のインターネットラジオでもまだまだ健在でYouTubeの再生数も8300万回と勢いがあり、あと数か月で1億回を突破しそうな予感。

Essence / Wizkid feat. Tems

この曲がバカ売れしたのはアフロビートの先駆け、Wizkid(彼もナイジェリアン)のシングル作だったことに加え、ジャスティンビーバーのバージョンもあるからだと思う。個人的にジャスティン参加のバージョンははあまり好きにはなれず、Temsだけのオリジナルのバージョン方がねっとりとしていて、彼女独特のエロさが際立っている。

それにしてここにきて新しく開設されたアフロチャート、今後も目が離せなくなりそうだ。


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