2020-08-27

すげぇレア

数日前に行った千葉県九十九里の海。ここにきて日焼けの後遺症が始まってる。焼けた肌が痛いしかゆい結構つらい。スキンケアは万全だったが、滅多に外出しないので?真っ白い美肌を何時間も太陽にさらしたことは無茶だったのだろう。

海へ行った帰りに立ち寄った温泉「太陽の里」はとてもクセになる施設で、平日の入館料1500円程度を払うと大衆演劇が無料で観覧できるという特典が付く。

私自身この施設へは何度か来ているが、その度に大衆演劇を楽しんでいる。ちなみに大衆演劇とは

日本の演劇におけるジャンルで一般大衆を観客とする庶民的な演劇のこと。一般的には「旅役者」と呼ばれる劇団に当たる。

ウィキペディアより引用

と記されている。江戸時代から続いている娯楽のようで、役者が所属するメンバーは血縁者ごとに構成されているそうだ。私は恥ずかしながら、今まで生きてきてこの温泉施設で初めて大衆演劇の存在を知った。今回楽しませてもらったのは「筑紫桃太郎一座」という一座。

私が温泉から上がり、ちょうどショーが18時から大広間でスタート。ステージは音響屋の私が見ても温泉施設とは思えないほどしっかりとしたステージで、音は良いし照明もバッチリ。ムービングライトやスモークまで炊いて演出面は申し分ない。

月曜日だったこともあるのか、お客さんは少ない。しかし根強いファンがいるのだろう、ショーの途中に演者へ万札のチップを手渡すお客さんがいた。演者にとっては大変うれしいことだろう。

面白かったのは踊りに使われていた音楽。CD音源をバックに踊るのだが、エグザイルから石川さゆりまで幅の広いこと。その中でもDJ Jobowの心を揺さぶった素晴らしい曲があり、初めて聞いた曲だったのでShazamで検索をしてみると歌っていたのはサエラさんという歌手で、曲名は真室川音頭という山形の民謡。圧倒的な歌唱力で民謡をここまで魅力的に歌えるなんて感動。早速家に帰ってアマゾンでCDを購入してしまった!

サエラ うた~by 60 sixty 民謡編

日々更新される新しい音楽に触れる機会は多いけど、新しいジャンルの音楽に出会うことはあまりない。日本人でありながら、近いようで遠い「民謡」という音楽を発見できたことは大きな収穫。田舎の温泉施設で見る大衆演劇、そして素晴らしい音響で聞くことができる現代民謡。このコラボレーションは私にとっては「すげぇレア」な体験で、また新たな一座の公演が行われる際は九十九里まで足を運びたいと思うのである。

海と温泉と大衆演劇。最高に贅沢な大人の遊びコースだ。


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