コロナでイベント全滅!それでもDJで居続けたいか?
今日は無名DJのつぶやきです。
自分事で恐縮ですが、私は2009年より個人事業でモバイルDJビジネスをスタートし小さく育ててきた。2012年4月11日(昨日)で株式会社へ法人化し今年で8年、個人事業から換算すると11年目を迎えている。DJがビジネスになるなんて我ながら凄いことだと思う。
ビジネスを始めた2009年はリーマンショック後の景気後退の中、苦しいスタート。周りからはそんなビジネス上手くいくわけがないと言われた。約2年が経過しビジネスが軌道に乗り始めていたころに震災の影響で振り出しに逆戻り。しかし、そんな逆境も乗り越えてこられたのは正に奇跡。毎日休まずに働いた結果、気づけば惜しみなく周りが手を差し伸べてくれるようになったおかげである。
今回のコロナ騒動ではイベント業界、娯楽業界、ショービジネス、ウエディング業界全てにおいてこれまでに体験したことのない試練。問題が人と人が直接対面できないという壁は、私たちのような対面ビジネスに従事する者において、乗り越える策を考えるのは至難の業だと思う。
DJ業界ではSNSを見ると世界中のDJが仕事を失い、どの国でも3月以降は壊滅的。恐らくこの自粛要請は世界的に大なり小なり長期にわたり続くことが予想され、人が大勢密集するイベントはしばらくの間は開催が難しいかもしれない。意味するところ、2020年2月までのような活気あるDJの仕事が戻ってくる日は遠い。
毎日、テレビで流れている政治家のアナウンスを聞いていると一般市民との温度差というか、距離の遠さに愕然とする。彼らに私の大好きな日本国の運営を任せていると思うと悲しくなってしまう。あれほど決断力の遅いリーダーは一般の会社だったら株主から退任に追い込まれるだろう。それもこれも、選挙の投票率の低さを考えると自分たちにも責任があるかもしれない。彼らの無能さは今回の逆境を迎え明らかになったが、政治への不満をこぼしても何か解決されるわけではないので、これ以上話すのは馬鹿らしい。
本題に入る。今DJは何をすべきか?ポジティブでいるべきだろうか?この状況を楽観的に考えるべきだろうか?あなたに答えて欲しい真実を導き出す質問がある。
Q1:仕事が無い、1円も稼げないこんな状況でも自分がDJと名乗れるか?
答えがYesの方は続けて次の質問に答えて欲しい。
Q2:あなた自身はこんな状況でも音楽を聞いたら元気になる(勇気づけられる)か?
もし2つの質問の答えがYesだったら、私から聞いて欲しいお願いがある。
それは、あなたにはとんでもない才能があるということを知ること。どうか、その心の状態を失わないで欲しい。別に今は生活のためにアマゾンの倉庫で働いたっていい。やる気になればUber Eatsの配達だってできる。とにかく1年、もしかしたら2年間かもしれないが、それまで何とか持ちこたえて欲しい。その理由を知りたいだろうか?
それはあなたの才能を必要としている人が出口の先に待っているからだ。
どんなものにも終わりは来る。それまでは「自分はDJだ」と名乗って欲しい。今何をしていようが構わない。私たちの仕事は人々に音楽を届け、音楽を通じて人々の心を豊かにしてあげられること。これは誰でも出来ることではない。これは特殊な才能ということを自分の胸に刻んでおいて欲しい。
これまでの世界中の歴史を紐解くと、どんな国にも人間の生活には常に音楽があった。踊りがあった。その中でも日本のパーティー好きは半端ではない。北は「ねぶた」から、南は「よさこい」まで地方ごとに栄えた祭り(パーティー)があり、踊り(ダンス)が訳のわからないほど数多くある。もちろんDJが伝統行事に関わることは少ないが、それほど日本人とは人との交流が好きな民族であることを伝えたい。
それにはあなた自身が音楽で元気になること。それによって、そのエネルギーを人々に連鎖させることが出来る。どうかその状態をキープし続けて欲しい。コロナ騒動が終息の際は、私たちには人々に音楽を届け元気にさせてあげる仕事が待っていることを忘れないで欲しい。
自信を持ってDJを名乗ること。そして音楽で自分自身が元気になること。この2つの答えに「Yes」と言えたDJは、どうか一緒にこの時期を乗り切って欲しい。
以下、動画にて詳しく解説しました↓
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