Stairway to Heaven 本当の意味
私は小学生だった1980年代前半に友達が持ってきたカセットテープの音源を聞いて頭が吹き飛ばされ、それ以降音楽にのめり込むようになりました。
それは今でも忘れはしないイギリスのロックバンド「Led Zeppelin」(レッド・ツェッペリン)の天国への階段という曲を聞いた時の事。
Led Zeppelin – Stairway to Heaven
上記の音源が原曲になります。果てしなく悲し気で、しかも情緒に溢れ、歌のストーリーが徐々に展開、最後にはエクスタシーに達するような曲の構成は短編の映画のようでもあります。
この曲こそが当時11~12歳だったDJ Jobow(自分)の心を激しく揺さぶりました。カセットテープが擦り切れるほど何度も何度も繰り返し聞き込み、しかも毎回高揚感を味わい感動で涙をしていた記憶があります。
「天国への階段」は日本語で沢山翻訳されていますが、歌詞の本当の意味を見出した記事は少ないように思います。この曲の作者でレッド・ツェッペリンのギタリスト(ジミーペイジ)にインタビューをしているBBCの解説者は以下のような説明をしています。
「天国への階段」は、人生における真の幸福は物質的な所有物を蓄積することから得られるものではないという厳然たる事実を説いている。 この曲は大金を稼いだ女性が、自分の人生はすべての富を持っていても無意味であり、天国に持って行くことはできないことに最終的に気付くという物語。
と解釈を入れている。
歌詞はボーカリストのRobert Plant(ロバートプラント)がレコーディング合宿中に書き下ろしたそうですが、1971年制作という時代背景を考えるとベトナム戦争やドラッグなどの影響下も充分に考えられる。
本当の意味はロバートプラントに聞いてみないと分からないが、裏を返すと絶対的なストーリーを理解するのは無意味で、十人十色に解釈を楽しみながら個々の想像力を働かせることが映画や音楽の醍醐味だろう。そう、最終的な結末はあなたに委ねる・・・それこそが本当の芸術じゃないか?
最後に2012年12月にHeartのパフォーマンスでドラムにレッド・ツェッペリンの元ドラムで故・ジョンボーナムの息子ジェイソン・ボーナムを迎えた構成で披露されている「Stairway to Heaven」(天国への階段)が感動的だったので、以下に紹介する。
客席にはボーカルのロバート・プラントやジミー・ペイジの姿もあり、後半でロバート・プラントが涙を浮かべているシーンは見逃せない。聖歌隊とオーケストラで構成された素晴らしい演奏をご覧ください。
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