温泉を飲む?
群馬県は温泉のパラダイス、たくさんの魅力的な温泉地があります。まだまだ行ったことのない場所がありますが、草津に万座、伊香保、水上など有名どころが並びます。そんな中、今回わたしが興味を持ったのは四万(しま)温泉。
群馬県内は独自のGO TOトラベルをやっているらしく、宿の予約が全然取れない・・・平日だというのに混雑しているという印象。
今までに草津温泉は何度も足を運んでいますが、草津の魅力と言えば豊富な温泉源と圧倒的な放出量。街を歩いているとあちこちからお湯が噴出していて、湯気がボーボーと出ている川が流れているのを目にした時はさすがにびっくりしました。
今回は四万温泉街唯一のホテルに宿泊したのですが、草津に無料温泉場があるように、四万温泉を散歩していた際にも一般に開放されている無料温泉場を発見しました。近所の方が交代で管理をしているらしく、清潔に保たれている様子。
「上之湯」という看板が目に入ります。散歩中だったので温泉に入る準備をしていなかったため、とりあえず中を覗いて見ることに。
なるほど。草津のような雰囲気で更衣室とシンプルにお湯が張ってある湯舟のコンパクトなスペース。ステキじゃないですか!
四万温泉で興味を引いたのは、温泉が飲料としても楽しめること。どんな味がするんだろう?今までに飲んだことがなかったので、想像がつきません。噂によると胃腸に効能があるとのこと。これはペットボトルに詰めて持ち帰ってみようと飲泉所を探してみることに。
シャッターの閉まった商店街をフラフラ歩いていると、見つけました「塩之湯飲泉所」
早速ペットボトルに入れて飲んでみたのですが、まず第一印象はお水ではなく、お湯に近い温度ということ。35度くらいの人肌ほどの温度があります。夏ならもっと熱いと想像します。
味は薄い塩分を感じ、少し硫黄の香りが鼻を抜けていく。ぬるいので正直マズイ。あとで車に放置した際に分かったのですが、冷たくなると抵抗なく飲めるようです。胃腸の調子は悪くないので、効能については分かりませんが、体によさそうな気はします。
ホテルへ戻る際に気づいたのですが、なんとホテルの目の前にも給水場があるではないか?!こ、これは・・・
場所は四万温泉グランドホテルの玄関横。先ほどの「塩の湯給水場」よりも勢い良く放出しています。ここで2リットルのペットボトル2本分を頂戴しました。やはり水温が温かく、生ぬるいと美味しくいただけませんが、ご飯をこの温泉水で炊くと美味しく炊きあがりました。ホテルの朝食でも、この温泉水を使ったお粥は塩分加減が素晴らしく、とても美味しかった。
温泉を楽しむことは日本特有の習慣であり文化。大自然の恵みを受け、温泉に入っている時は日本人で良かった~と、つくづく感じます。
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