ほぼ、人生初の○チンコ
先日、街中を歩いた時のこと。
無性にトイレに行きたくなり、あたりを見回すとそれらしき施設がない。日本は海外に比べ公衆トイレを容易に見つけられるはずだが、その付近に限っては全く見つけることができなかった。
タイムリミットは迫っており緊張感が走る。「どうしようか・・・」
そんなとき、私の目に飛び込んできたのが一軒のパチンコ屋さん。「ここなら絶対にトイレはありそうだ」
そう思い、中に入るとガラガラの店内にはトイレの表示が。爆発寸前の膀胱を抑え、平然を顔を装いながらトイレに向かって小走りに駆け込んだ。ズボンのジッパーを卸し、危機一髪で一命を取りとめる。
「ブあ゛~間に合った・・・」
何とかトイレが見つけられるなんて、日本っていい国だな~。と思いながらトイレを出ると、そこはパチンコ屋さん。そうだ、パチンコ屋さんのトイレに駆け込んだんだ、と思い出す。そのまま店から出ることもできたが、何も買わずに店から出るという負い目とパチンコという未知の世界が私に待ったをかける。
「よし、いっちょやってみるか」
私は16歳の時に年齢を偽ってパチンコ屋さんでアルバイトをしていたことがあり、パチンコをやるのはその時以来。というか正確に言うと、やったことはなく、働いていたからやり方を知っていただけ。とりあえず当時の記憶を思い出しながら、トライしてみることに。
「もしかしたらメッチャ儲かったりして・・」ヘンな期待さえ生まれ始める始末に。
まずはパチンコ玉を買うのはわかっていた。とりあえず、どこかにお金を入れる場所があるはずだ。見回すと札が入る場所があったので1000円を入れてみた。お金は入れたが反応がない。どうしたことか?
よ~く見ると、ボタンがついていたのでとりあえず押してみる。するとパチンコ玉が「じゃら~」と音を立てて出てきた。そのボタンを押せば玉が出てくることは分かった。
ちなみに私がパチンコを知っていた時期というのは、まだパチンコ玉を1玉づつレバーで弾いていた時代。そこから少しして、レバーを円状に自動で回す方式に変わった時代だ。
で、玉が出てきてスタートするかと思いきや、何やら選択をするシーンになり、なかなかそこからストートしない。何をやってもダメで、決して機械音痴ではない私だが、全然やり方がわからない。散々いろいろと試して10分くらい経過したとき、あきらめて店員さんを呼ぼうかと思ったら動き出した。(ちなみに、どうして動いたのかはわからないまま)
画面はキラキラと光り、音楽が気分を盛り立てる。とりあえず真ん中をめがけてパチンコ玉を誘導するのはわかってたので、ひたすら玉が真ん中へ行くように集中した。
しばらくすると、何やら派手な画面になり、玉がじゃんじゃん出てきた。大当たりかもしれない。どんどん玉が出てくるが突然、打っている玉が出なくなった。何ごとだろう?調べてみると玉が出すぎて詰まっている。どうやってそのふん詰まりから逃れていいかわからず、結局その大フィーバーは終わってしまった。
よく見ると、たくさん出てきた玉を流すレバーのようなものがあり、それを使えばいいんだ。。。と悟る。
そんなことをしていると、あっという間に30分くらい経過してしまい、移動をしなければならない時間に。
トイレを探していた途中に、気が向いてチャレンジしたパチンコ。感想としては、自分にはこれに費やす努力とお金が惜しいかな?というのが正直なところ。これでお金を稼ぐにはパチンコの機械に依存する割合が大きすぎて確率が悪いのと、どんなに頑張っても億万長者にはなれない点はギャンブルとしては夢が無さすぎる。
私が今後パチンコをやることは無い、とハッキリわかりました。
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