2019-12-11

思い出のParadice Garage

現在、私の会社では何社かのウエディング会社と契約をしており、ウエディングの際の音響を担当しております。強みは元々DJ集団ですから、音楽知識の豊富さやアドリブ対応は群を抜いていると自負します。

そんな中で非常に贔屓にしていただいている会社にウエディングサーカスさんという会社があります。社長の岸田さんは九州男児の非常に先進的なウエディング・ビジネスに取り組んでいらっしゃる方で、私も仕事をしていて非常に刺激をいただいております。

右:岸田氏 左:私(宮本)

ウエディングサーカスさんの素晴らしい点は、お客様に対して時代にマッチングした多彩なウエディング・プランを提供していることはもちろんですが、提携会社や従業員を家族のように扱ってくれるところ。年に2回ほど行われるウエディング・サーカスのメンバーと提携会社のパーティーでは、たっぷりのおもてなしで私たちを楽しませてくれます。これは本当にありがたいことです。

提携会社も年々ビジネス規模と共に増加し、今年は130名ほどが集まりました。それこそ日々ウエディングに携わるサービススタッフ、花屋さん、ドレスショップ、メイクアップ、カメラマン、ビデオグラファー、司会者、音響会社、大工さんなどなど普段はあまりお話ができない方との交流の場としても、こういったパーティーの重要性を理解しているのだと感じます。

今年集まったメンバーの数々

そして今年2019年12月末に、非常に慣れ親しんだ会場であるParadice Garage(パラダイス・ガレージ、またはガラージュ)が諸事情により閉鎖してしまうこともあり、今回のパーティーはこの会場にて盛大にDJを入れて行われました。私も照明と音響を持ち込んでクラブのような雰囲気で演出をさせてもらいました。

余談ですがParadice Garageというのは80年代にNew Yorkに実在したクラブで私も1度だけ行ったことがあります。DJのラリーレイバンがサウンドシステムを設計したことで有名な倉庫のようなクラブで今では幻のクラブと言われています。私の中では、あの会場を再現することが長年の夢で、今回は小規模ながら音響と照明を持ち込んで、最後にパーティーが出来たことは幸せでした。都内のウエディング会場としては200名着席ができ、自由度の高い会場でしたので、残念に感じている方も多くいらっしゃいます。

ウエディングを例えると、野球のようにそれぞれの役割分担を担った個人が、ひとつのチームとして新郎新婦の描く夢や目標に向かうゲームで、常に勝利を狙わなければなりません。これまでのブログでも何度か語ってきたように、チームの連携があってこそ素晴らしいウエディングを作ることができます。逆に言うと連携の取れていないチームに、良いウエディングは作れない、ということです。

このような業者間のパーティーを通じて、お互いが益々信頼関係を築くことができ、日ごろ現場で立ちはだかる難題や壁にも立ち向かえるというものです。パーティーのおもてなしを受けることで、次のモチベーションを生むと共に、自分が持っている最高のパフォーマンスを惜しみなく提供したいと思わせる機会になっていると感じます。

人間って大切に扱われると、相手にも期待に応えたいと思う心理があり、そこを理解できている経営者は良い結果を生むものです。そんな経営者のいる会社には、私の会社もついて行けるように必死に後を追いかけたいと思います。


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