衝動買い
普段から、あまり無駄にお金を使う方ではないのですが、昨日は有りえない無駄使いをしてしまいました。
それはイオンの自転車屋さんに入った時のこと。私の眼中に飛び込んできたのは、少し前のブログ「安物買いでゼニを失う」でも触れた小型の自転車。
その際は完全に損をしたのですが、今その自転車は私の元から離れ、他の人へ嫁に行きました。恐らくその後悔が頭の片隅に残っていたんでしょう。
イオンの自転車屋で見たその自転車は「こっちを見て!」と言わんばかりに、私の目をくぎ付けに。美しいフォーム、艶消しのモスグリーンにどこかたくましさとエレガントさを感じる色調。私はその場に立ち止まり、しばらくその自転車を眺めていたんです。
すると、店員さんが寄ってきて「気に入りましたか?」と声を掛けてくる。その自転車は壁に掛けられていたのですが、すぐに壁から下ろしてくれて「触ってみてください」と営業をかけてくる。この時点で、もう負けた・・と覚悟をしたのですが「まだ買うかは決めてません」と店員に伝えた。
でも実際にまたいでみたり、ブレーキの利き具合をテストしていると、もう自分の自転車として公道を走っている姿が容易に想像できた。
とどめの一発は、店員さんからの言葉で「この自転車は折りたたむと車のトランクにも積めます。キャンプなどに持って行ってサイクリングとか最高ですよ!」との殺し文句。なんでお前は俺がキャンプ好きな事知ってんの~と心の中で叫ぶ。
「購入します、今日乗って帰れますか?」
と完敗してしまう私・・・
自転車は家に2台所有しているし、普段は車生活だから飽きたら乗らなくなることは自分が一番分かっている。
しかも、店員さんの言われるがままに延長保険に加入したり、盗難ワイアーなどを付けると最終的に45000円になってしまった。私もビジネスをやっているから、この手の誘導には心を動かせられない自信があったが、この営業マンはすごい。
自転車のイスなんて盗まれないことは分かっているけど「このワイヤーがあれば安心です」で1000円チャリン。「この保険は人にケガをさせた時の人身傷害も入っているから、とてもお得なんです。」で数千円がチャリン。よくよく考えたら、自転車で人を跳ねることなんてよっぽどじゃないと無いはずなのに。そもそも自転車を買ってもそんなに乗る機会がないのに・・・
最後は「この潤滑油をチェーンに塗ると、全然サビないんんですよ」で1000円チャリーンと行きそうになるが、そこは待った。「これは不要です」と言って、その直後にオートバックスへ行って同じような潤滑油を600円で購入、ここは私の勝ちだ。
45000円の自転車、一目惚れの衝動買い。
それにしても、せっかく気に入った自転車が手に入ったのだから楽しもう!と夜中まで要もないのに自転車であっちへ行ったり、こっちへ行ったり・・・
どうせすぐに飽きるんですけどね~。毎日の日課である「夜の散歩」がしばらくはサイクリングに変わりそうです。
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