洗脳支配
先週はこんな本を読みました
苫米地英人著、2008年2月リリースされた本になります。2021年の現代では少し情報が古く感じる箇所がありますが、本の主旨には影響はありません。
簡単に説明すると世界の99パーセントの富は特権地位の貴族が支配しており、日本はアメリカに貢ぎ、アメリカはヨーロッパに貢いでいる。資本主義が生んだシステムは、このような経済的な奴隷を洗脳によって支配すること。
かなりザックリですが、このような内容を231ページに渡って苫米地流の論理をぶちまけています。
この本の全てを鵜呑みにすることは危険かもしれませんが、世界の経済の仕組みが一定の独占者によってルール化され、物欲や競争社会が意図的に作られているとしたらどうでしょう?
更に日本に至っては明治維新にさかのぼり、何故いまだに薩摩長州藩の出身者に政治家や経済界のトップが多いのかも説明しています。それは海外の強力な資本提供が最初に行われた場所であり、現代においても固いガードでお家柄は守られ、日本における支配階級に君臨し続けているという説明。
そして世界の支配者は日本と言う国でさえも所有し、洗脳によって原爆投下やバブル経済の崩壊など国民に罪の意識さえを持たせ、気づかれることなく自作自演してきたという事実を唱えています。戦後アメリカのGHQが日本国民に与えたマインドコントロール戦略については深いところにまで話が及んでいますので、興味深く読み進めました。「郵政民営化の本来の目的」のお話も衝撃的でした。
このように、わたしには面白い本でしたが、冒頭に述べたように全ての話に裏付けが取れているわけではありませんので、どこまでを信じるかは読み手次第でしょう。
世界経済のピラミッド図を知ることや、お金の流れを多方面の角度から読み解き、思考を養うには素晴らしい本です。マインドコントロールの専門家として世界経済の仕組み唱えている本で十分に楽しませてもらいました。
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