2022-04-08

実力よりも運

週末に行われる仕事のため久々の出張へ


※富士山近くのパーキングエリア内にて

コロナ前は毎週のように出張へ行っており、それが生活の一部でした。毎月の高速代やガソリン代もすごい出費でしたが、今では考えられません。

私の仕事は音響機材などを持ち運ぶこともあり、車での移動になりますが、高速道路の渋滞などを考慮すると前日に移動するのがベスト。当日の朝に出て事故渋滞にでも遭遇したら仕事に間に合わない可能性もあるから。

そして私の長時間移動の時間の過ごし方はもっぱらオーディオブックを聞くこと。それだけは本当に楽しみで、出張が減ってしまった現在はオーディオブックを聞く時間もかなり減ってしまいました。

出発前に迷いに迷って選んだのが以下の本で最高に面白かった!

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

ズバリこの本の言いたいことを一言で要約すると以下の3点に絞られる

・人生で成功をもたらすカギは「実力」ではなく「錯覚資産」と「運」の二つ
・成功のカギが「運」である以上、サイコロを振る回数を増やし確率を上げる
・PV(ペイジビュー)つまり露出を増やして、できるだけ良い環境にありつくこと

努力は報われると教えられてきた日本人にとって、すべては運次第と衝撃的な内容を切々と語る

この著者の説明をすべて鵜呑みにする訳ではありませんが、成功者を研究していると腑に落ちることが多々あります。それは資産を持っている人がより多くの資産を増やし、地位を確立した人がより簡単にトップへ上り詰める。

それに対し、貧乏な家庭に育った子供が成功を手に入れるには、時代の流れと運をつかんだ少数派だけがなせる業。もちろん努力の上にチャンスが転がり込んでくると思うけど、実力だけではないことは確か。

時代の流れと勢いに乗って、一度成功を手にするとチャンスは倍に。逆にスキルアップばかりに時間をかけてチャンスを逃してしまう人が大多数。逃した成功が次にやってくるのはいつのことやら・・・

ちなみに要約した3つの中に出てくる「錯覚資産」というキーワードが、この本で何度も出てくる。「錯覚資産」を例えて説明するなら

・東大卒なので仕事ができる
・会社の社長なので信用できる
・売れっ子の漫画家なので、次の作品も売れる

といった先入観のこと。人は初めて対面する人の肩書きを過大評価してしまう点に触れ、その錯覚については資産にすら成り得ることを強調している。もっと平たく例えると、錯覚資産とは自分を大きく見せるためのハッタリのことではないかと思う。

ハッタリをかまして運をつかみながら世間を渡る人こそが成功を手に入れる確率が高いということ。私の解釈はそうなる。まだ大した成功はしていないが、まるで自分の人生を振り返っているようだ。

長旅をしながら、こういった新鮮な他人の声に耳を傾けることができる時間はとても貴重。移動時間の楽しい過ごし方だ。


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