最強にポジティブなメッセージ
先日、いつも仕事でお世話になっている結婚式会場でのできごと。その日は新人の研修で参加している20代新卒の女性がいらっしゃいました。
その方はまだ現場に入ったばかりですから、もちろん何も仕事のことはわかりませんし、何もできません。先輩の方が彼女に仕事について手取り足取り一生懸命説明をしていました。
私はその新卒女性を観察していて、確かにこの女性はまだ何も仕事ができないけど、このウエディング会場で非常に貢献しているひとつのことを見つけました。それは何だと思いますか?
彼女は先輩から言われたことを「はい」と言ってさわやかに受け答えをし、何よりも周りの環境を和ませている。その大きな貢献とは「笑い声」です。
彼女はとても笑顔の多い女性で、鳥が歌うように会場に笑い声を響かせていました。その笑い声は私を含めた周りで働いている多くの人を元気にさせてくれる、まさに天使のような笑い声。
その時に私は思いました。どんなに高いお金を払っても、どんなに高級な設備を揃えても、彼女の笑い声に勝る活力製造マシーンは無いと・・・
誰もが彼女が笑った瞬間、引き付けられて自分も笑顔になる。あの声のトーン、そして「笑い」という何にも代えがたい幸せの波長。この雰囲気を自ら作れる人は現場には誰もいない。研修中とはいえ、ものすごい貢献になっている。
人間の笑い声というのはどんな言葉よりもポジティブなメッセージであり、全面的な肯定に満ち溢れている波動でもある。
彼女のような人間が会社にひとりいるだけで、毎日の職場がパカーンと明るくなり最高ではないか?日々の業務やタスクをこなす以上の意味があり、それだけで十分に役目を果たせていると感じました。
職場に笑顔があるだけで、活気が沸いて周りを元気にする。その姿はまるで何もないところに咲いている1輪の花のようです。
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