今こそ必要
震災から10日が過ぎましたが、今回の東北関東大震災は問題が長期化するのは間違いありませんね。沈みかけた日本にとって政治的にも良い意味で折り返し地点になることと願っていますし、きっとそうなると思います。第二次世界大戦に敗れ、そこから先進国のトップへ這い上がった日本の歴史を振り返ると、日本人の底力は素晴らしいのですからプライドを持って突き進むべきです。
逆にここで一番怖いのが日本全体に元気が無くなってしまうこと。せめて東京や大阪は今こそ元気を出す時だと思います。もっと小さいレベルで言うと一人一人が「今やるべき自分の仕事にまっとうする」こと。決して無関心にならず被災地の状況を常に共有した上で、被災者に向けてプラスの連鎖を生み出して行くべきだと思います。
ここ1週間で私自身を含め私の周囲には大量のキャンセルが入っていますが、そんな中でも先週行われた結婚式は感動の嵐でした。都内に位置する150年の歴史を持つ古民家で、瓦の屋根に長い廊下という日本の伝統的な家作りを誇る新郎様のご自宅で行われました。新婦様の家系が被災地の福島と言うこともあり式の中止を考えたようですが、ご家族の方には今回の式のために急きょ臨時便にてご来場いただいたようです。
何故かわからないのですが、途中切々とこみ上げてくるものがあり「ここで親戚でもない自分がウルウルしている姿を見せるわけにはいかない」と思い必死にこられるのが精一杯。周りのスタッフとの一体感も十分に共有し合え、心の底から元気をいただいた出来事となり、音響の仕事をやっていて良かったと改めて痛感しました。尚、この式の様子は「日本の結婚式」という本にて取材をされていたようですので、今回の思い出に購入したいと思っています。
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